ブラウザベースの管理アプリ「Windows Admin Center(WAC)」は、それ単体で単一または複数のサーバ、クラスター、Windows 10/11デバイスを管理することができますが、Microsoft Azureに登録することで、クラウドのサービスを連携したハイブリッドな管理環境を提供することができます。

WACをAzureに登録することの利点

オンプレミスに導入したWACのサーバ/クラスター管理環境には、Azureの各種サービスと統合されたいくつかのオプション機能がサポートされています。それには、最初にWACのゲートウェイ(デスクトップモードのWACを含む)をMicrosoft Entra ID(旧称、Azure Active Direcrtory)アプリケーションとして登録する必要があります。

WACをAzureに登録することにより、2つのサービスが通信して、Microsoft Entra ID認証をWACで利用するほか、ユーザーに変わってAzureリソースを作成したり、制御したりできるようになります。Azureの各種サービスはWACなしでも利用できますが、WACを使用すると、複雑なセットアップ作業をWACが代行してくれます。WACのポータルが提供するGUIを使用して管理機能を操作することもできます。

WACをAzureに登録するには、WACの「設定|ユーザー|アカウント」を開き、「Azureに登録する」をクリックします。その後は指示に従って、Azureサブスクリプションのグローバル管理者アカウントでサインインして、Microsoft Entra IDアプリケーションを作成し、要求されるアクセス許可の付与を承諾します。

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