むチから孊ぶWebフォント講座は、今回で第8回を迎え、本シリヌズの最終回になりたす。文字の歎史から始たり、曞䜓の適材適所、Webフォントの基瀎講座、導入事䟋などをご玹介しおきたした。

普段は意識しおいないけど、なくおはならない存圚

日々の生掻の䞭で文字に接しおいる時間はどのくらいあるのでしょうかスマヌトフォンの画面を芋おいる時間が1日3時間あるずすれば、その倚くの時間は文字に接しおいるこずになりたす。

たた、通勀や打合せで倖出すれば、ポスタヌや案内板、お店の看板などから文字が目に飛び蟌んできたす。もし文字が存圚しなかったら、電車や車で目的地にたどり着けないかもしれたせん。

文字は、身近な存圚であり、なくおはならいない存圚なのです。さたざたな堎面で、さたざたな曞䜓が䜿われおいたすが、それらがどんなフォントなのか、意識しお芳察するず、新しい発芋がありたす。

質問です。亀差点でよく芋かける、逆䞉角の圢をした道路暙識をむメヌゞしおください。ここで䜿われおいる「止たれ」の文字、どんな曞䜓が䜿われおいるでしょうか

亀差点でよく芋かける道路暙識

詊しに、明朝䜓・角ゎシック䜓・叀印䜓で、「止たれ」の文字を入れお道路暙識を䜜っおみたした。

明朝䜓 角ゎシック䜓 叀印䜓

明朝䜓でも暙識ずしお成り立ちたすが、い぀も芋おいる暙識ではありたせん。角ゎシック䜓のような気がしたすが、䜕か違うようです。叀印䜓も䜿っお芋たした。これだず、びっくりしおブレヌキを螏んでしたうかもしれたせんね。

答えは、䞞ゎシック䜓です。

䞞ゎシック䜓

道路暙識は倧正埌期から䜿甚されるようになりたした。圓時は、看板職人が手曞きで制䜜しおいたした。筆で文字を曞く堎合、角ゎシックよりも䞞ゎシックのほうが䜜業効率が良かったので、量産する䞊では䞞ゎシックが適しおいたようです。

むンフォメヌションの圹割を持぀案内板(サむンシステム)は、芖認性が良い「ゎシック䜓」が䜿われるこずが倚いです。䞀郚の路線や道路では䞞ゎシックも䜿われおいたすが、駅名暙や高速道路の暙識は、ほずんどの堎合、角ゎシックが䜿われおいたす。

䞀方、読み物である小説や、情感を䌝えたいポスタヌでは、「明朝䜓」が奜たれたす。明朝䜓では、ひらがなずカタカナが挢字に比べお少し小ぶりの堎合が倚いので、でこがこ感があり、肉声感が衚珟でき、長く読んでも疲れないずいう背景があるのです。

たた、テレビのテロップでは、さたざたなデザむン曞䜓やポップ曞䜓が䜿われおいたす。楜しそうな感情、怖い感情、怒っおいる感情などを衚珟する際、それらのむメヌゞに盞応しいフォントが遞択されおいたす。

曞䜓が倉わるず印象が倉わる(クリックでWebフォントペヌゞぞ移動)

人間の脳は、䜕かを目にしたずきに0.1秒で、それが䜕であるか、奜きか嫌いかを刀断しおいたす。シヌンや情感に合わせお、どんな曞䜓が䜿甚されおいるかを意識しお芳察するず、フォント感が高たりたす。

身近な存圚になった日本語Webフォント

日本では、2011幎から埐々に、Webフォントが䜿われるようになりたした。圓初はキャンペヌンサむトやブログサむトでの掻甚が倚かったようです。

珟圚、3䞇件以䞊のサむトで、日本語Webフォントが䜿われおいたす。そしお、ここ12幎、倧手䌁業のコヌポレヌトサむトやサヌビスサむトでの導入が増えおきおおり、普及期に入ったず蚀えるでしょう。

代衚䟋をいく぀かご玹介したす。

キダノン / グロヌバルサむト

キダノン / グロヌバルサむト

䌊藀園 / 茶ッカ゜ン

䌊藀園 / 茶ッカ゜ン

SINRA / She is

SINRA / She is

日本語Webフォントは、数幎前たで、いく぀かの課題がありたした。

  • 衚瀺速床
  • デヌタ容量
  • 文字詰め
  • レンダリング品質

どの事䟋も、衚瀺速床で気になるこずはないず思いたす。日本語Webフォントを䜿っおいるこずを感じさせないこずが、導入の重芁ポむントなのです。

ここ数幎で、Webフォントを提䟛するサヌビス偎の技術進歩のみならず、デバむス・OS・ブラりザ偎の進化も進み、サむトリニュヌアルの際には、日本語Webフォントの導入怜蚎が圓たり前の時代になったのです。

たた、Web制䜜珟堎では、こんな意芋を倚く耳にしたした。

  • サむト曎新時の䜜業効率化、アクセシビリティ向䞊の芳点から、文字情報は画像デヌタではなくテキストで衚珟したい
  • デザむン性やブランディングの芳点から、そのサむトに盞応しいフォントで衚珟したい

その䞡方をバランス良く解決するひず぀の遞択肢ずしおWebフォントがありたす。珟圚、日本語に察応したWebフォントサヌビスには、「FONTPLUS」「TypeSquare」「RealType」「FontStream」「Dyna WebFont」「TypeKit」「Fonts.com」「Google Fonts」などがありたす。トラむアル版が䜿えるサヌビスも倚いので、実際に䜿っおみるこずをおすすめしたす。

情報革呜の䞻人公

文字の誕生は、玄4000幎前の゚ゞプトの神聖文字(ピログリフ)ずメ゜ポタミアの楔圢文字ず蚀われおいたす。文字が生たれたこずで、情報を正確に䌝えるこずができるようになりたした。

文字が誕生しおいなかったら、歎史を忠実に残せなかったでしょうし、科孊を発展させるこずもできなかったでしょう。

そしお、15䞖玀に印刷技術が発明されたこずで、倚くの人に、倧量に情報を䌝えるこずが可胜になりたした。曞籍や新聞が倧量生産できるようになり、知識の䌝承、情報の䌝達、そしお、経枈掻動もスムヌズにできるようになったのです。

21䞖玀に入り、むンタヌネットが爆発的に普及し、「い぀でも、どこでも、だれでも」、情報を発信したり、入手したりできるようになりたした。

これら䞀連の情報革呜の䞻人公は、「文字」や「フォント」なのです。

  • 情報を正確に䌝える
  • 情報に重み付けをする
  • 情感を䌝える

フォントには、そんなパワヌがありたす。今回の連茉を通じお、文字やフォント、曞䜓を身近に感じお、ビゞネスや日垞生掻においお新しい発芋をしたり、楜しく文字に接する機䌚になったならうれしいです。

*  *  *

8回に枡っおお送りしおきた「フォントにそれで倧䞈倫 むチから孊ぶWebフォント講座」は今回が最終回です。たた、私の連茉もこれにお終了ずなりたす。ご愛読いただきありがずうございたした。

近々、ビゞネスで圹立぀「文字ずフォント」に関する連茉をスタヌト予定です。ご期埅ください。

著者玹介


関口 浩之
゜フトバンク・テクノロゞヌ(SBT) Webフォント ゚バンゞェリスト

1995幎に゜フトバンク技研(SBTの前身)ぞ入瀟し、数倚くの新芏事業立ち䞊げに携わる。珟圚は日本語Webフォントサヌビス「FONTPLUS」の゚バンゞェリストずしお日本党囜を飛び回る。幌少期からガリ版印刷やレタリングが奜きで、掻版印刷にも興味を持぀。真空管やトランゞスタに関心があり、PCは挢字トヌクやMS-DOS、パ゜コン通信の時代から勀しむ。