オーシャンブリッジは5月17日、同社のファイル軽量化ソリューション「NXPowerLite(エヌエックス・パワーライト)」が、分譲住宅や注文住宅を手掛ける兼六土地建物に採用されたと発表した。

兼六土地建物では、顧客満足度の向上や商品開発の促進を目的に、検討用資料の写真ラインアップ充実に取り組んでいる。近年では、撮影機材として、手軽に高画質な写真を撮影できるスマートフォンやタブレットを利用している。

利便性が増した一方で、写真を撮影する枚数が増えたこと、撮影した写真を破棄せず保存しておくといった風習があったことが原因で、ストレージの空き容量が逼迫する事態に陥ることになった。空き容量不足を警告するアラートが頻繁に発生した。

深刻な空き不足を解決するため、写真を軽量化して保存するといった解決策を求めた。「処理速度」「画質を落とさない」といった点をポイントにいくつかの軽量化ツールを検討し、オーシャンブリッジのNXPowerLiteを採用した。

選定に際しては、作業中の処理速度が他社製ツールと比べて速かったことが大きな判断材料となった。検証では、JPEG100枚の軽量化では、他社製と比べて10倍以上の速さで処理が完了したという。

導入後は、ディザスタリカバリ対策としてデータセンターを利用しているため、バックアップ容量の削減にも成功。NXPowerLiteは、兼六土地建物のITコストの削減に大きく貢献した結果となった。

NXPowerLiteは、ファイル形式を変更せずにファイルサイズを最大50分の1に軽量化するソリューション。JPEG写真のほか、Microsoft Officeファイル、PDFファイルなどに対応する。そのほか、サーバー向けの「NXPowerLiteファイルサーバーエディション」も用意している。