いったん基本の画面に戻る。

  • とりあえず基本画面に戻る

    とりあえず基本画面に戻る

どうやってラベルを作成するかだが、まずはアクションの検索で「ラベル」と検索するか、「フローコントロール」を展開してラベルを選択する。

  • アクションから「ラベル」を選択

    アクションから「ラベル」を選択

ラベルを選択したら、例えばダブルクリックしてみよう。次のように、ラベル名を入力するダイアログが起動してくる。

  • ラベル名の入力

    ラベル名の入力

ラベルは1つだけではなく複数貼っておくことができる。その区別のために「ラベル名」を設定するわけだ。今のところ、ラベル名に日本語を使うことはできないので、次のように半角英語でラベル名を作成する。ここでは「before_input」というラベル名にした。

  • ラベル名:before_input

    ラベル名:before_input

メインフローにラベル「before_input」が作成されたことが確認できる。このラベルというのは上下に移動させることができるので、ずるずると上へ移動させていく。

  • ラベル「before_input」を上へ移動させる

    ラベル「before_input」を上へ移動させる

次のように、「入力ダイアログを表示」の前までラベルを移動させればよい。

  • ラベル「before_input」を「入力ダイアログを表示」の前まで移動

    ラベル「before_input」を「入力ダイアログを表示」の前まで移動

ラベルを作成したら「テキストをdatetimeに変換」→「エラー発生時」→「すべてのエラー」→「例外処理モード」→「ラベルに移動」と、先ほど行ったところまでもう一度選択を進める。

  • 「テキストをdatetimeに変換」→「エラー発生時」→「すべてのエラー」→「例外処理モード」→「ラベルに移動」

    「テキストをdatetimeに変換」→「エラー発生時」→「すべてのエラー」→「例外処理モード」→「ラベルに移動」

今度は「ラベルの選択」に、先ほど作成した「before_input」が表示されることを確認できる。

  • 「ラベルの選択」に作成したラベルを確認

    「ラベルの選択」に作成したラベルを確認

ここで「before_input」を選択して保存すれば今回の作業は完了だ。

実行してみる

作成が完了すると、基本画面が次のようになる。「テキストをdatetimeに変換」の左側に盾のようなアイコンを確認できる。これはエラー処理があることを意味している。今回作成したものだ。

  • 。「テキストをdatetimeに変換」にエラー処理があることが示されている

    。「テキストをdatetimeに変換」にエラー処理があることが示されている

実行してみよう。次のように入力ダイアログが起動してくる。

  • 日付の入力を受けるダイアログ

    日付の入力を受けるダイアログ

ここで、次のように想定しているのとは異なるフォーマットの文字列を入力する。

  • 処理するのとは異なるフォーマットの日付を入力

    処理するのとは異なるフォーマットの日付を入力

すると、次のように再び入力ダイアログが表示される。想定したYYYY-mm-ddといったフォーマットで変換可能な日付データが入力されるまで、このように繰り返し入力ダイアログが表示されてくる。

  • 日付の入力を受け付けるダイアログが再度表示される

    日付の入力を受け付けるダイアログが再度表示される

次のように、想定されている適切な日付データを入力すると処理が進む。

  • 想定されている日付データを入力

    想定されている日付データを入力

次のように、日付が変換されて結果が表示される。

  • 最初の処理まで完了

    最初の処理まで完了

想定したとおりにエラー処理を作ることができた。

ローコードでも本格プログラミング

「Power Automate」はローコードをうたったプラットフォームであり、コーディングがほぼないという点で行けばローコードということになる。エラーの実装も通常のプログラミングからすればGUIを操作する程度で実装できるので簡単だ。

しかしながら、まったくプログラミングの経験がないと、ここでやっていることの意味が完全にはわからないかもしれない。Power Automateの操作を行うことで、プログラミング的な思考というか物事の整理の仕方に慣れていくことが大切かもしれない。

まずは、Power AutomateのGUIが提供している方法に従って動作を組み立てていき、その流れや方法をプログラミング的なものとして吸収していく方法だ。そのアプローチでPower Automateの使い方がなんとなくわかっていくのではないだろうか。

参考