こんにちは。吉政でございます。 

冒頭に申し上げますが、本連載は政治的な内容のコラムではありません。そもそも、筆者はノンポリであり、熱狂的な愛国者でもありません。ただ、日本に暮らす者として、日本企業に強くなってほしいと思っています。

自身が自動化に強いPythonの教育を市場で推進していることもあり、今回のテーマで執筆するに至りました。今回は、細かな非生産的な業務(雑用)を中心に自動化を行うOSS(オープンソースソフトウェア)のソリューションを紹介します。

雑用と書きましたが、日常の業務の中でかなりの比率を占めているのではないでしょうか?この細かい作業が自動化されることで、貴重な業務時間をより生産的な業務に割り振ることができ、その結果、従業員や企業の成長、会社の収益性の向上にもつながるので、とてもおすすめです。

今のご時世、国際政治情勢やパンデミックにつながる感染症の影響を受けることがリスクになっており、日本企業としてもOSSを活用した業務の自動化を進めるべきではないかと考えています。

それでは、まず業務の自動化が必要な背景から説明していきます。

なぜ、業務の自動化が必要なのか

日本の近隣諸国の中には経済を政治に活用する国があります。例えば、福島原発の処理水や訪日出国者の制限など、自国の方針にそぐわない対応をした国に経済制裁を簡単に発する国があり、その判断によって、日本企業が需要減による打撃を受けることが散見されています。

筆者はITを活用した業務の自動化を推進することで、企業の収益性を高められると考えています。業務が自動化されたら、それに従事する従業員は生産的な業務に集中できるため、総じて競争力も高まりやすくなるはずです。従業員の残業時間も低減できるはずです。

これらの効果は目に見えてわかるはずなので、業務の自動化は政府や自治体が補助金を出してもよいとさえ考えられます。企業の収益性や競争力が高まれば、経済が活性化され、税収も上がりやすくなり、外圧にも強い経済ができるはずです。

そして、新型コロナウイルスのようなパンデミックにつながる感染症の流行は定期的に起こっています。この点からも、企業の体力を強化するために業務の自動化による収益力の強化を行うべきでほう。

しかも、日本は今後ますます人材不足が懸念されている状況です。

上記の分析データによると、2025年に505万人、2030年には644万人の人手不足となることが予想されています。この人手不足を補うべく、海外からの人材供給を模索している政党もあります。海外からの人材共有をゼロにしたほうが良いとは思いませんが、急激に増やすのはリスクが大きいと考えています。

なぜなら、外国人参政権の問題もありますし、単一民族で構成されてきた日本は、外国人の人数が増えた場合を想定して法律が制定されていないのでリスクがあると思われます。

それゆえ、ITを活用した省人化・自動化を企業へもっと普及させることで、これらの課題を緩和できるのではないかと考えられます。

業務自動化を実現する3つのOSS

業務を自動化するソリューションはいろいろありますが、ベンダーロックインされやすいので、OSSのプログラミング言語を活用してフルスクラッチで開発したほうが安全に思えます。

ただ、OSSだからといって、「メンテナンス(費用も)不要」というわけではありません。自社で開発した場合も、内部のコストがかかるはずです。そのため、メジャーなOSSを選択したほうが、メンテナンスにかかるコストを抑えることができる傾向がありまる。加えて、万が一の移行手段も用意されていることが多いので、メジャーなOSSを採用されることをお勧めします。

以下、業務の自動化を実現するOSSを簡単に紹介しましょう。

OpenRPA

OpenRPAはオープンソースのRPAソフトウェアです。Windows上で動作するので、使いやすい組織が多いです。無料からで使用できるので、コストが安価になりやすいです。ローコードで操作できるため、プログラミングの知識が不要ですし、操作手順をレコーディングして、再実行できる手軽さが人気です。詳細は公式サイトで確認してください。

TagUI

TagUIは、デジタルプロセスオートメーション(RPA)用のCLIツールです。シンガポール政府の支援により開発・運営されています。Windows、MacOS、Linuxで動作し、Apache 2.0オープンソースライセンスの下で使用する場合、無償で使用できます。ITポリシーの展開が簡単で、簡単に解凍して実行できたり、AI / ML / DL用のPythonとRとのネイティブな統合ができたり、Azure / Amazon認知サービスへの簡単なAPIコールができるところが評価されているようです。詳細は、TagUIのオフィシャルレポジトリで確認してください。

Python

Pythonについては、ウェブスクレイピング(Webサイトから文字、数値、画像などのデータを取得すること)やExcelやスプレッドシートの自動処理、ファイルやフォルダの自動操作(ファイルやフォルダの作成、削除、移動、名前変更など)においてよく使われています。

どのような仕事にもPCやインターネットを活用した細かな仕事がありますが、Pythonの標準ライブラリーを使えば、そうした業務の自動化が簡単にできます。

Pythonを活用した業務自動化に関する書籍がたくさん出版されていますので、興味がある方は「業務自動化 Python」で検索してみてください。

業務の自動化を実現するOSSを3つ紹介しましたが、いずれもそれほど難易度が高いものではありません。もちろん技術者でなければ、学習する必要があると思いますが、ITのリテラシーがあれば、取得も速いでしょう。もちろん、これら以外にもさまざまな自動化ツールがあります。興味がある方は、試してみてはいかがでしょうか?

著者プロフィール

吉政忠志

業界を代表するトップベンチャー企業でマーケティング責任者を歴任。30代前半で同年代国内トップクラスの年収を獲得し、伝説的な給与所得者と呼ばれるようになる。現在は、吉政創成株式会社 代表取締役、プライム・ストラテジー株式会社 取締役、一般社団法人PHP技術者認定機構 代表理事、一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会、BOSS-CON JAPAN 理事長、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事を兼任。