サジェスト機能の謎。Google先生にだって秘密はあるんです

Google検索画面で、検索欄にキーワードを入力すると、よく組み合わせて検索されているキーワードが表示されるサジェスト機能というものがある。たとえば「日本人」と入力すると「ルーツ」「名前」「平均身長」などが候補として表示されるといった具合だ。

「日本人」と組み合わせて検索される候補が表示される

「○○人」と入力すると「気質」「名前」などの一般的な候補キーワードが表示される一方で、アメリカ人なら「肥満」「食事」、中国人なら「中国嫁日記」が出版された影響か「嫁」や「マナー」など時々の話題や国民性(?)のようなものが表示されることもあり、これがなかなかおもしろい。

ところがここで「韓国人」と入力すると……

組み合わせて検索されるキーワード候補がない……

なぜか組み合わせの候補がまったく表示されないのだ。エジプト人やイラン人、チリ人、はたまた宇宙人でもキーワード候補が表示されるのに、もっとも身近で、関心のあるはずの「韓国人」で表示されないとは。

うーむ、これは……なにか大人の事情でもあるのかな?かな?

なお、これは執筆時点の2011年9月でのこと。時間が経てば、また状況は変わってくると思います、念のため。

探しているのはWebページじゃないんです

さて本題。Google検索では、Webページだけではなく画像検索や動画検索、地図検索もある。あのアイドルの写真や動画を見たいときや、旅行先の観光情報を知りたいときなどに大変便利である。

では、ここに転職活動中のしがないライターが一人いて、PCを使って履歴書を作成しようとしている。履歴書のテンプレートがあれば便利だなと思ったとしよう。さて、どうしようか。

「履歴書□テンプレート」で検索をしてみる? 確かにこれでも目的は果たせそうだ。だが、有料のテンプレートサイトや書籍のテンプレート集などもでてきてしまう(以下入力されたスペースを□で表す)。

こんなときには「filetype:」を使ってみよう。

filetype:を使うと、検索するファイルの種類を指定できる。そこで「履歴書□filetype:xls」と検索してみる。すると、Web上で公開されている履歴書に関連するExcel(xls)形式のファイルが表示される。

履歴書に関連するExcelファイルが表示される

結果に表示されたファイルを利用して、編集すれば応募は完璧である。ちなみに筆者個人の考えだが、履歴書の氏名・経歴など、どの企業に応募しても変わらない部分はPC上で入力し、志望動機などの部分は手書きで入力しているのだ。

また、学術論文や行政の広報誌などはpdfファイルで公開されていることも多いので、専門的な情報を探している場合には、検索キーワードのあとに「filetype:pdf」と追加するといった使い方もあるだろう。

「温暖化□filetype:pdf」で検索。論文がずらり

まとめ

このようにfiletype:のあとに探したいファイルの拡張子を指定すると、ファイル形式を絞った検索ができる。

ただしWeb上に公開されているファイルがすべて安全とは限らないのでウイルスに気をつけ、またテンプレートなどの場合には利用にあたっての著作権などに注意の上、活用していただければと思う。