3月17日〜23日にはフィッシング詐欺の巧妙化、TP-LinkルーターやApache Tomcatに見つかった深刻な脆弱性、Windowsのリンクファイルを悪用した新手の攻撃手法、VSCodeの拡張機能に仕込まれたマルウェア、そしてCISAが警告するFortinet製品などへの攻撃が報告された。特に、個人や企業にとって即時対応が必要な脆弱性や、ソーシャルエンジニアリングに関する警戒が求められる事例があり、日常のセキュリティ意識を強化することが喫緊の課題と言える。

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3月17日〜23日の最新サイバーセキュリティ情報

本稿では2025年3月17日から23日にかけて確認されたサイバーセキュリティに関する重要な動向について取り上げる。フィッシング詐欺の動向、ネットワーク機器の脆弱性、ソフトウェアのセキュリティホール、拡張機能を通じたマルウェアの配布など、多岐にわたる脅威が観測されている。これらは個人や組織にとって直ちに対策を講じるべき問題であり、その特徴と影響について正確に把握しておくことが求められる。

とりわけ注目すべきは、巧妙化するフィッシング詐欺と、CVE番号が付与された複数の深刻度の高い脆弱性の存在だ。フィッシング対策協議会やCISAなどの信頼性の高い情報源を基に、具体的な攻撃の傾向や推奨される防御策についても言及し、読者が迅速かつ的確に行動できるように構成した。

それでは以降で詳しく見ていこう。

個人の警戒心が最後の砦、システムでは防げないフィッシングの現実

フィッシング詐欺はサイバー攻撃の初期ベクトルとして依然として脅威であり続けている。フィッシング詐欺から個人情報や機密情報が流出し、そこからシステム内部への侵入が行われ、さらに企業の機密データの窃取などにつながっていく。フィッシング詐欺はシステムによるソフトウェア的な防止が難しい側面があり、従業員一人ひとりが攻撃の特徴を認識し、注意深く対処できるようにする必要がある。

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