古くからある「履歴」と「ダウンロード管理」

Google Chromeのかなり古くから搭載されている機能に履歴とダウンロードの管理がある。Chromeにおいて実に基本的な機能なのだが、この機能は使わないユーザーも多い。今回はこの機能にフォーカスするので、バチッとハマるようなら使ってみよう。

Google Chrome

連載「Google Chrome徹底解説 - フル機能を使い倒そう」のこれまでの回はこちらを参照。

Chromeの履歴の仕組み

Webはページがリンクでつながっており、リンクをたどってWebページを次々と表示していくというのが基本的な使い方だ。このようにユーザーが開いたWebページは「履歴」という形でデータが保存されていく。

Google Chromeの「履歴」という機能は、このようにユーザーが訪れたWebページを一覧表示するという機能になる。

履歴はメニューから「履歴」→「履歴」を選択するか、「Ctrl」＋「H」をクリックすることで表示させることができる。

メニューアイテム	ショートカットキー
履歴→履歴	Ctrl+H

メニューから「履歴」→「履歴」を選択

履歴を表示させると次のスクリーンショットのようにこれまでに開いたWebページが新しい順に表示される。

訪れたWebページが新しい順に表示される履歴一覧

履歴はページタイトルで絞り込みを行うこともできる。

履歴一覧をページタイトルで絞り込むサンプル

履歴はバックアップデータにもなる

使っているのとは別のパソコンなどで同じアカウントでChromeにログインして使っているのであれば、ほかのパソコンで閲覧した履歴データにもアクセスすることができる。

履歴はそう頻繁に使う機能ではないと思うが、いざというときのバックアップとしても使えるｋぉとは覚えておくとよいだろう。

例えば、以前に閲覧したWebページのURLがどうしても見つからないとしよう。そのタイトルも覚えていないということは多々あるが、いつごろに閲覧したくらいはわかるものだ。

そこで、Chromeの履歴を該当すると見られる日付前後まで移動させて、そこから保存されているURLに片っ端からアクセスしていくといった方法をとる。そうすると、見たかったWebページにたどり着くことができるというわけだ。

履歴よりもブックマークやリーディングリストの方が扱いやすいので、頻繁にアクセスサイトはブックマークやリーディングリストに整理すべきだ。一方、履歴は後から必要になってしまったといった場合に検索のとっかかりとして利用できる。こうしたコツを知っていると操作性が上がるので、一度使用してその使い方を覚えておいてもらえればと思う。

ChromeではダウンロードのURLと保存先を記録

業務においては、Microsoft WordやMicrosoft Excel、PDF、PowerPointなどで作成されたデータをダウンロードすることが多い。Chromeでは、こうしたファイルを一度ダウンロードすると、ダウンロード元のURLと保存したファイルパスがデータとして記録されるようになっている。

ダウンロードの記録はメニューから「ダウンロード」を選択するか、「Ctrl」＋「J」キーを押すことで表示させることができる。