ChatGPTを活用するにあたり、プロンプトはとても重要です。明確に指示を出し、必要な情報を提示する必要があります。本連載で紹介しているように、プロンプトを構造化したり、例を入れることで出力の品質を向上させることができるのです。→過去の「柳谷智宣のChatGPTプロンプトクリエイティブラボ」の回はこちらを参照。

しかし、今は2022年の時と比べてChatGPTの性能が格段に向上しており、プロンプトの理解力も上がりました。そこまで凝ったプロンプトを構築しないでも望む出力が得られるようになってきているのです。

とは言え、1行しか入力しないプロンプトでは、あまり中身のない出力しか得られません。いい感じの内容に見えても、それは他の人も10秒で得られるものです。

そこで今回は、ChatGPTにプロンプトを改善してもらうプロンプトを紹介します。ユーザーは、シンプルな1行のプロンプトだけ考えて入力すれば、ChatGPTがよりよい出力が得られるように改善してくれるのです。あとは、ユーザーが新規チャットを開いて、改善されたプロンプトをコピー&ペーストすればいいだけです。

  • 柳谷智宣の「ChatGPTプロンプトクリエイティブラボ」 第27回

プロンプト案を改善してもらい、その理由も教えてもらう

試しに、ブログ記事を作成する際の構成案を考えてもらいましょう。もちろん、オウンドメディアの記事でもいいですし、SNSの投稿でも、プレゼン資料の構成でも、見出しのアイデアでも構いません。

シンプルに「リモートワークするなら椅子にお金をかけろ、というブログを書きます。構成案を書いてください」と入力したところ、7ブロックの構成を出し、それぞれ2~3項目の内容をリストアップしてくれました。

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