今回は、私がノートパソコンから Adium を削除し、Skype の「ログイン時に開く」のオプションからチェックを外し、仕事用アカウントの Gmail チャットを完全にオフに設定することとなった理由をお話します。これらのチャット クライアントは私にはもう必要ありません。仕事では HipChat を使うようになり、HipChat は私の心を奪いました。
ご存知ですか?
チームの規模に関わらず HipChat を無料で利用できるようになりました。しかし、多くのアトラシアン カスタマーは未だに他のグループチャット クライアントやコミュニケーション クライアントをあれこれ使っている状態です。多くの人たちが数多くの便利な機能を見逃しています。しかも利用は無料です!長年、仕事効率化を伝導してきた節約家の私としては、心が痛みます。
利用者のレビューはとても説得力があるものだと聞いています。そこで今回は、 状況が許すのであれば、もう二度と HipChat なしでは仕事をしない 5つの理由 (と、皆さんが少なくとも試してみるべき理由) という私の個人的なレビューをここで紹介します。
理由 1: チャット履歴の永続的保存
これは、皆さんが想像するよりもはるかに魅力的な機能です。朝、仕事を開始してすぐ、私が寝ている間にシドニーとアムステルダム (とオースティンと東京とマニラ) の同僚が取組んでいた内容がすぐに分かります。「状況を把握したいから、この 16 時間で起きたことを誰かまとめてくれませんか?」などと頼む必要がなくなりました。朝、コーヒーを飲みながら、バックスクロールでチャット履歴に目を通し、状況を把握するのが私の日課の一部となりました。見逃した内容を確認するために、夜間にログイン状態を維持する必要すらなくなりました。他人に頼らず自分で対応できて便利です!
文章を専門にしている私のような人間にとって履歴の永続的保存が便利なら、プロダクションのトラブルシューティングや緊急トリアージ議論に急いで取組む必要がある IT チームや作業チームのメンバーにとっては必要不可欠なものでしょう。正直言って、私が午前 3 時のデプロイをサポートしていた当時、チャットの永続的保存が利用可能であったのなら、おそらく、出産予定だった第一子と引き換えにその仕事を手放すことはなかった思います。(結果的には、思ってた以上に娘に愛着が湧いたので、使えなくて良かったです (smile))
理由 2: とても使える絵文字
絵文字の中には私の心をつかんで離さないものがあります。仕事用のグループチャット クライアントを決定する際に、絵文字はあまり説得力がない理由ですが、楽しく仕事を片付けてはいけないという法則はありません。仕事中にも楽しみは必要です。HipChat に標準装備の絵文字の中で、私のお気に入りは、(freddie) 「フレディ」、(allthethings) 「すべて」、(truestory) です。それから、(yougotitdude) 「その通りさ!」もよく使います。私のチームではカスタム絵文字の(magic) 「マジック」が愛用されています。それから、アトラシアンでよく使われているのが(boom)「ドカーン」です。
今ではアトラシアンでは絵文字はある意味方言のように使われていて、内輪向けの冗談として使われる絵文字が私たちの結束を固めています。これは冗談ではありません! 絵文字を見つけ出し、カスタマイズして楽しんで使うことで、チームそれぞれのやり方でチームメンバーが結束し、強力なチームとなると心底思います! したがって、とても使える絵文字は、仕事上の理由として説得力がある理由かもしれません。(shrug)「肩をすくめる」
理由 3: 優れた統合機能
これを読んでくださっている皆さんはすでに、 JIRA や Bamboo あたりのアトラシアン ツールを少なくとも 1 つはお使いのことと思います。私は個人的に、JIRA と Confluence に人生を左右されています。現在、社内でリリース予定の統合機能を試しているところです。試しているのは、Confluence スペースで新規ページが作成されるとチームルームへの通知が送信される機能です。JIRA でチケットが割当てられるとアラートを送信することもできます。すべての開発ツールには同様の機能が装備され、ビルド、プルリクエスト、コミットなどの通知を HipChat に送信します。私はこれらの機能を直接使いませんが、私たちの開発チームの至るところで使用されているので、とても便利な機能だと思います。これが、E メールを墓場に葬り去るもう 1 つの理由です!
私がよく利用しているアトラシアン以外のサービスもすべて便利に統合されています。誰かから Twitter や YouTube からリンクが届いた場合、HipChat は自動的にツイートや動画を完全にレンダリングし、すべてのエフェクトを表示するので、クリックして他のページを読み込んでアプリケーションを切り替える必要はありません。これは、「塵も積もれば山となる」類いの重要な機能です。
理由 4: グループチャットでの @mentions
私たちは、ありとあらゆる話題専用の HipChat ルームを使用しています。ベーコン狂向けルーム、Linux ユーザー向けルーム、イベント調整用の臨時ルーム、加えて、JIRA Support や NTT Migration ルームなど、チームやプロジェクトでよく使われるルームなどです。議論を進めていくと、誰か他の人の意見がほしくなること (または、単純にミートローフのベーコン巻きへの愛を分かち合うことが必要となること) があります。@mention を使えば、誰かを簡単にルームに引き入れることができます。相手の名前のスペルやハンドル名を覚えている必要すらありません。入力を始めると、HipChat が候補者をリスト表示してくれます。
ハンドル名自体も楽しめるものです。私はハンドル名の設定を自分のイニシャルの @SGD にカスタマイズし、他の人たちもニックネームをハンドル名に使っています。ちょっとした個性ですが大いに役立ちます。
理由 5: 最高に簡単なファイル共有
私のチームでは、スクリーンショットや他の画像ファイルを最も多く共有する傾向があります。ファイル共有はとても簡単です。スクリーンショットを選択し、そのまま HipChat のテキストフィールドにドロップするだけです。最初にスクリーンショットをデスクトップに保存する必要すらありません (これもまた、塵も積もれば山となる、です)。同様に、ハードディスクに保存された画像の共有も簡単にできます。画像をチャットウィンドウにドラッグでき、HipChat で画像を検索できます。チームは、チームルームでその画像をプレビューでき、プレビューをクリックすればフルサイズの画像を表示でき、必要ならばダウンロードできます。
私たちは通常、文書を Confluence ページとして作成しますので、その文書自体は、共有ネットワークドライブや SharePoint などのシステムを使う必要はほとんどありません。しかし、時々、.pdf、.xls、.key ファイルなどを共有する必要があります。これも、ファイルサイズが 25MB 以下である限り、HipChat で共有できます。チャットでの会話と関連してファイル共有が必要となることがよくあるので、これはとても便利です:
「@Nick、前回のウェブセミナーのスライドは素晴らしいものだった。スライドの一部を使わせてもらえないか?」
「いいよ! これがスライド一式。好きに使って」
理由 6: ビデオチャット
最後におまけの理由です! チーム ビデオチャットは HipChat Plus (1 ユーザー当たり $2/月) の機能なので、この理由はちょっとずるいのは分かっていますが、付け加えておきます。HipChat ビデオの登場により、私は Gmail チャットと Skype をオフにすることができました。とはいえ、子ども達が祖父母の「顔を見たい」時には Skype を起動しています。チームメンバーとの IM での会話をライブ音声通話やビデオ通話に切り替えられるのはすばらしい機能です。ファイル共有や統合機能をとても気に入っている理由と同様、すでに使っているアプリで実行できるからです。
どうでしたか? あなたのチームで HipChat の無料アカウントを試してみる気になりましたか? まだ試す気にならない場合は、コメントでその理由をお聞かせください。試す気になった場合は、(freddie)。
本稿は、Atlassian Blogs 日本語版の転載です。本文中の日時などはAtlassian Blogs 英語版での投稿当時のものですのでご了承ください。