Microsoftは、Webブラウザ「Microsoft Edge」に搭載するPDFリーダーに、ページの抽出や削除、回転、並べ替え、複数ファイルの結合といった機能を追加する予定だ。Microsoft 365 Roadmapの項目「577186」において明らかにした。新機能の提供開始は2027年1月を予定している。
Edgeの組み込みPDFリーダーは、文書への描画や注釈の追加、音声読み上げ、翻訳などに対応している。今回の機能追加では、PDFのページ構成を変更する操作にも対応する。
PDFのページ操作から複数ファイルの結合まで対応
Edgeに搭載された組み込みのPDFリーダーは現在、文書への描画や注釈の追加、音声読み上げ、翻訳、Copilotとの連携など、複数の機能を備えている。しかし、PDF文書そのものを変更する管理機能は十分ではなかった。
PDFのページを抽出、削除、回転、並べ替えできるほか、Edgeの別タブで開いているPDFや端末内に保存されているPDFを結合し、1つのPDFファイルとして保存できる。編集結果は新しいPDFファイルとして保存され、元のファイルは変更されない。
本件は「AI at Work Roadmap」に登録された「RM577186」で確認できる。新機能はAdobe Acrobat Readerなどの外部ソフトウェアや、Edgeに追加する拡張機能でも対応可能だが、こうした外部ツールに頼ることなく作業できるようになる。
Microsoftは、これらの操作によって元のファイルが変更されないことも明らかにしている。PDFファイルの処理は利用者の端末内で実行され、元のファイルが変更されることもない。
企業環境では、IT管理者が「PdfOrganizeAndMergeEnabled」ポリシーを設定し、組織内の利用者に対して機能を有効にするかどうかを管理できる。個人利用者だけでなく、Edgeを導入している企業にも影響する変更となる。
新機能は2027年1月から提供開始される予定。企業のIT管理者は「PdfOrganizeAndMergeEnabled」ポリシーを使用して、機能の利用可否を制御できる。