双日テックイノベーションはこのほど、ITプロジェクトのPM・PMOを対象にした「ITプロジェクトの複数案件管理に関する実態調査」の結果を公開した。複数案件の横断把握では「遅延の兆候の早期発見」を難所に挙げる人が59.6%で最多だった。

  • ITプロジェクトの複数案件管理に関する実態調査

    ITプロジェクトの複数案件管理に関する実態調査

複数案件の横断把握、難所は「遅延の兆候の早期発見」59.6%

調査対象は、従業員数1,000名以上の企業でPM(プロジェクトマネージャー)またはPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として2件以上のITプロジェクトを担当する110名。同社は、大企業では複数のITプロジェクトが並行して進み、案件ごとに管理方法やフォーマットが異なると、情報の集約に手間がかかり遅延の兆候も把握しにくくなるとして調査を実施した。

複数案件の横断把握に難しさを感じている99名に難所を尋ねたところ、「遅延の兆候の早期発見」が59.6%で最も多く、「課題・リスクの全体像の把握」が52.5%で続いた。

  • 複数案件の横断把握で難しいと感じる点

    複数案件の横断把握で難しいと感じる点

担当案件数が多いほど対応判断の遅れが頻発

対応判断が「頻繁に遅れる」と答えた割合は、担当案件数が「2~3件」の層では14.8%だった。「6~10件」の層では37.5%、「11件以上」の層では58.1%に上る。

  • 担当案件数別に見た対応判断の遅れの頻度

    担当案件数別に見た対応判断の遅れの頻度

状況確認・報告集計に週3時間以上、役職者は62.5%

複数案件の状況確認や報告集計に週3時間以上かけている割合は、役職者が62.5%、現場が42.1%だった。役職者ほど複数案件の情報集約や報告に時間を取られている傾向がうかがえる。

調査レポートの全文は、同社のダウンロードページから無料で入手できる。

  • 役職者と現場で比べた状況確認・報告集計の時間

    役職者と現場で比べた状況確認・報告集計の時間

調査概要

項目 内容
調査名称 ITプロジェクトの複数案件管理に関する実態調査
調査機関 双日テックイノベーション
調査対象 従業員数1,000名以上の企業に勤務し、ITプロジェクト(システム開発・導入・保守運用など)でPMまたはPMOの業務に携わり、現在2件以上の案件を担当している人
調査地域 全国(日本国内)
調査時期 2026年8月6日~8月7日
調査方法 IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー(R)」の企画によるインターネット調査
有効回答数 110名
レポート https://collab.sojitz-ti.com/asana/material/market/it_multi_project_management_survey.html/