レバレジーズは4月2日、同社が運営するAI人事プラットフォーム「NALYSYS」において、面接の属人化解消を支援する「NALYSYS AI面接」の本格提供を開始した。アルバイトから正社員まで幅広い採用シーンに対応する。AIが選考を公平かつ迅速にサポートすることで、人事担当者が候補者との直接的なコミュニケーションに注力できる環境の構築を支援するとしている。

  • 「NALYSYS AI面接」を本格提供

    「NALYSYS AI面接」を本格提供

提供の背景には、生成AIの普及に伴う採用市場の変化がある。レバレジーズが発表した調査では、27卒学生の約6割が就職活動にAIを利用しており、主な用途は「エントリーシート(ES)の作成・添削」だった。

また、別の調査では、採用を実施する企業の約7割が、候補者のAI活用の進展に伴って「書類での見極めが困難になった」と回答。さらに、約3社に1社が採用課題として「面接官ごとの評価のばらつき」を挙げており、評価の属人化が課題となっている。こうした状況を踏まえ、同社は書類選考の限界と面接評価の属人化という2つの課題に対応するとしている。

「NALYSYS AI面接」の主な特徴は3つ。まず、企業の採用要件に合わせた質問・評価項目のカスタマイズが可能で、AIが最適な質問群を自動設計するほか、独自の質問も追加できる。

次に、回答内容に加えて表情・視線・話し方などの非言語情報を解析し、コミュニケーション能力や就業意欲、カルチャー適合性など33項目の評価レポートを提供する。

  • 候補者の得点、評価点、懸念点、推奨アクションを一覧表示する総合評価画面

    候補者の得点、評価点、懸念点、推奨アクションを一覧表示する総合評価画面

さらに、24時間365日の稼働により夜間や土日の面接設定も可能とし、書類選考から一次面接実施までのリードタイムをAI面接導入前と比較して最大90%削減できるとしている。

同サービスはすでに約50社での実証・改善を経ており、2026年内に1,000社への導入を目指す。現在、無料トライアルも実施している。

  • 面接環境や早期離職リスク、コミュニケーションなどを項目別に可視化した評価画面

    面接環境や早期離職リスク、コミュニケーションなどを項目別に可視化した評価画面

編集部メモ

AI人事プラットフォームのNALYSYSは、採用・配置・マネジメント・労務DXなど多岐にわたる人事業務に対し、成果に寄与するデータと人事ノウハウが詰まったAIを活用することで、組織づくりに関するあらゆる業務のレベルを引き上げるもの。今回提供が開始されたAI面接に加え、モチベーション管理やタレントマネジメント、人事評価、適性検査などの機能が提供されている。