Windows Latestは3月26日(現地時間)、「Microsoft says Windows 11 is getting a Windows 10-like compact taskbar, not just a movable taskbar」において、MicrosoftがWindows 11に対する改善方針として、タスクバーの柔軟性を高める新機能を検討していると報じた。

今回の取り組みで、従来の大型表示に固定された仕様を見直し、より細かい調整が可能になる見込みだ。

  • Windows 11のタスクバー 小さくなる? 出典:Microsoft

    Windows 11のタスクバー 小さくなる? 出典:Microsoft

Windows 11、タスクバーが大きすぎる問題

現在のWindows 11では、タスクバーの高さや表示サイズを自由に変更できない。14インチ前後のノートパソコンでは、画面下部の領域を大きく占有するため、作業スペースが圧迫されるという声が多い。一方で高解像度ディスプレイでは問題が目立ちにくく、利用環境によって評価が分かれている。

こうした課題の解決策として、ユーザーからは従来のWindows 10のような「コンパクト表示」機能の復活を求める意見が寄せられていた。

「小さくしたい」声にMicrosoftが対応へ

SNS上での質問に対し、Windows部門を率いるパヴァン・ダブルリ氏は、こうした要望に対応する機能の導入を検討中であると回答した。これにより、ユーザーのフィードバックが開発に反映されつつあることが示された。

現時点で詳細は明らかではないものの、新機能はWindows 10に近い操作性を意識したものになるとみられる。Windows 10では、設定画面からボタン一つでタスクバーを小さくできるほか、ロック解除により画面の上下左右へ自由に移動させることも可能だった。また、端をドラッグすることで高さを変えられるなど、柔軟なカスタマイズが用意されていた。

一方、Windows 11にも「小さいタスクバーボタン」を表示する設定は存在するが、実際に変わるのはアイコンのサイズのみであり、バー全体の高さは変化しない。この仕様は従来の利用者にとって直感的ではなく、改善が求められてきた背景がある。

サイズ変更に加え“位置変更”も復活へ

今回検討されている新しい設定では、タスクバー自体のサイズを縮小できるトグルが追加される可能性が高いという。さらに、タスクバーの位置を変更できる機能の復活も予定されている。画面上部や側面への配置は、多くのユーザーから要望が寄せられている項目の一つであり、フィードバックハブでも上位に挙がる改善点だ。

Microsoftはこうした変更を単発ではなく、毎月の更新として継続的に提供する方針を示している。これにより、従来よりも短い周期で機能改善や最適化が行われる見通しだ。新機能はまずWindows Insider向けに公開され、検証を経て一般提供される流れとなる。

スタートメニュー高速化など他の改善も

また、今回の改善はタスクバーに限らない。更新の一時停止期間を柔軟に設定できる機能や、スタートメニューの応答速度向上、メモリー使用量の削減、ファイルエクスプローラーの高速化など、多岐にわたる改良が予定されている。さらに、過剰と指摘されるAI関連要素の整理も進められるという。

これらの動きは、Windowsをより扱いやすい環境へと進化させる意図を示している。とくに日常的にPCを利用するユーザーにとって、基本操作の快適性は重要な要素であり、今回の見直しはその基盤に関わるものといえる。今後のアップデートでどの程度の自由度が実現されるかが注目される。