ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)のグループでヘルスケア事業を展開するDeSCヘルスケアは3月24日、福島県の委託を受け、県内に住民票を有する人を対象に「楽しみながら、健康に。」を実現するヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」を「ふくしま健民アプリ by kencom」として提供開始することを発表した。

  • ふくしま健民アプリ by kencomの提供を開始する

    ふくしま健民アプリ by kencomの提供を開始する

福島県の健康課題と導入の背景

福島県は厚生労働省の統計において、BMI 25以上の肥満者の割合が男女ともに全国ワーストに近い水準で推移している。また、心疾患や脳血管疾患による死亡率が全国平均を大きく上回るなど、生活習慣病の重症化予防が喫緊の課題となっている。

こうした背景を受け、福島県では「第三次健康ふくしま21計画」を策定し、県民一丸となった健康づくりを推進する。そうした中、県はkencomを導入することで、これまで健康に関心の薄かった無関心層へもアプローチし、歩数や健診結果の可視化、ポイントプログラムなどを通じて、県民の自発的な健康行動への変容と継続をサポートする。

kencomのサービス概要

DeSCヘルスケアが手掛けるkencomは2015年のサービス開始以来、愛媛県、鹿児島県、宮城県などの自治体をはじめ、127団体で840万人以上に提供されている。DeNAグループのゲーム開発のノウハウを生かしたキャラクター育成機能「エアモ」や、ミッション達成でポイントが貯まる仕組みなどにより、登録から5年以上経過したユーザーの継続率は約65%を維持しているという。

kencomによる課題解決のアプローチ

kencomはオンラインウォーキングイベント「みんなで歩活(あるかつ)」を通じて、地域や家族、友人同士でのコミュニケーションを楽しみながら運動習慣を身につけるきっかけを提供する。

「ふくしま健民アプリ by kencom」は福島県に適したカスタマイズを施し、福島県の豊かな食をおいしく味わい可視化する「食事管理機能」や、アプリ内の記事配信などを通じて、減塩や適切な食生活への意識改善を促す。

さらに、アプリから得られた歩数データや健康状態の推移を分析して活用することで、福島県の地域特性に合わせたより効果的な健康増進施策の立案にもつなげる。