Microsoftは3月16日(米国時間)、「Recovery steps: Samsung Galaxy Connect or Samsung Continuity Service might cause loss of access to the C: drive - Microsoft Support」において、サムスン製のWindows 11 PCでCドライブにアクセスできなくなる不具合について、復旧手順を公開した。
Cドライブにアクセスできない不具合、アプリ起動にも影響
この不具合では、アプリケーションの起動時に「C:\ is not accessible – Access denied」といったエラーメッセージが表示され、起動がブロックされるケースが報告されている。
影響を受けるアプリは、Outlookや各種Officeアプリ、Webブラウザ、システムユーティリティ、クイックアシストなど多岐にわたり、日常的な操作に支障が生じる可能性がある。
原因はSamsung Galaxy Connectアプリの権限問題
Microsoftによると、原因はSamsung Galaxy Connectアプリ(またはSamsung Continuity Service)にあるとされる。これらのアプリがCドライブのアクセス権限に影響を与え、不具合を引き起こす可能性がある。
復旧には、該当アプリのアンインストールと、Cドライブの権限設定の修復が必要となる。
Microsoftが復旧手順を公開、10〜15分で対応可能
Microsoftは、不具合に対する復旧手順を公開している。手順は合計26ステップで構成されるが、作業時間は10〜15分程度とされている。
作業は管理者権限での操作が必要となるため、該当権限を持つユーザーでの実施が求められる。
復旧手順
この復旧手順は合計26ステップで構成され、10分から15分程度の時間が必要とされる。手順の概要は次のとおり。
- デバイスの電源を入れる
- 管理者権限でWindowsにサインインする
- 設定アプリ→「アプリ」→「インストールされているアプリ」→Samsung Galaxy ConnectまたはSamsung Continuity Serviceを探し、右端の三点リーダーをクリック→アンインストールをクリックしてアンインストールする
- デバイスを再起動する
- 管理者権限でWindowsにサインインする
- エクスプローラーを起動し、左側ナビゲーションウィンドウの「PC」をクリックする
- 「ローカルディスク(C:)」を右クリック→「プロパティ」をクリックする
- 「セキュリティ」タブをクリック→下部の「詳細設定」ボタンをクリックする
- 上部の「所有者」欄の右側に表示されている「変更」リンクをクリックする
- 「選択するオブジェクト名を入力してください」の下部の入力欄に「Everyone」と入力し、「OK」ボタンをクリックする
- プロンプトが表示された場合は「はい(Yes)」をクリックする
- 「ローカルディスク(C:)のセキュリティの詳細設定」ダイアログの「OK」をクリックして閉じる
- 「プロパティ」ダイアログ→「セキュリティ」タブ→中央の「編集」ボタンをクリックする
- 中央の「追加」ボタンをクリックする
- 「選択するオブジェクト名を入力してください」の下部の入力欄に「Everyone」と入力し、「OK」ボタンをクリックする
- 「プロパティ」ダイアログの「OK」をクリックする
- プロンプトが表示された場合は「はい(Yes)」をクリックする
- 複数のセキュリティ警告が表示された場合は、「Alt+C」を押して続行する
- メモ帳を起動する
- Microsoftの解説の通りに入力する。翻訳している場合は、英語の原文を開き直してコマンドを正しく入力する
- メニューの「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリックする
- 「ファイルの種類」を「すべてのファイル(*.*)」に変更する
- ファイル名を「RestoreAccess.bat」として、デスクトップに保存する
- デスクトップのRestoreAccess.batを右クリックし、「管理者として実行」をクリックする
- プロンプトが表示された場合は、「はい(Yes)」をクリックする
- 処理を完了した後、デバイスを再起動する
以上でデバイスの復旧は完了する。この手順の途中で変更したCドライブの所有権も「TrustedInstaller」に復元され、アプリを正常に起動できるようになる。
復旧後もエラーが続く場合の対処
Microsoftは、復旧手順を実施しても問題が解消しない場合、Samsungのサポート窓口への問い合わせを推奨している。
その際には、「Galaxy Connectアプリの権限が原因でCドライブへのアクセスに問題が発生している」と伝えることで、適切な支援が受けられるとしている。
