
総務省は、東南アジア各国と連携し、人工知能(AI)モデルの開発や関連法制の整備で協力を進める方針を表明した。林芳正総務大臣が就任後初となる外遊でベトナムを訪問し、当地で開催された日本・東南アジア諸国連合(ASEAN)デジタル大臣会合に出席。AIの開発推進に関する「日ASEANデジタル大臣共同声明」を提案し、採択された。
ベトナムのフン科学技術大臣と共同議長を務めた林氏は会合で、「日本はASEANの発展に向けて引き続き貢献する」と表明。AI分野で米国や中国が影響力を強める中、日本とASEAN各国が連携し、AIモデルの開発や関連法制の整備で協力を進める考えを明らかにした。今後1年間のICT分野における協力連携施策「日・ASEANデジタルワークプラン2026」も提案し、了承された。
林 芳正・総務大臣
現地では、フン大臣のほか、カンボジアのチア・バンデート郵便電気通信大臣、シンガポールのテオデジタル開発情報大臣と会談。共同声明に基づくAI分野での協力を確認しつつ、5GやオープンLAN、量子、データセンター、オール光ネットワークなど、今後の課題等についても意見交換した。
さらに、ベトナムのチン首相とも会談。大臣会合の成果を報告した上で、デジタル分野に関する今後の日・ベトナム協力についても意見交換。既存の協力覚書に基づく総務省とベトナム科学技術省や他の関係省庁との取り組みに関しても、着実に推進していくことを確認した。
林氏は帰国後の記者会見で、「今回の出張では多くの具体的な成果を得ることができた」と評価。「この成果を生かし、ASEAN各国とのデジタル分野での国際連携をさらに進めたい」と述べた。
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