LegalOn Technologiesは3月13日、法務特化型AIエージェントを搭載するWorld Leading Legal AI「LegalOn」について、法務案件の受付から進捗管理までを一元化する「マターマネジメント(案件管理)」の新機能として、組織の稼働状況を可視化する分析機能「CLMレポート」を提供開始したことを発表した。
法務組織の「定量把握」ニーズの高まりとデータ活用の壁
事業環境の複雑化に伴い、企業法務に求められる役割は広がっている。その結果、契約審査や事業部門からの相談対応など寄せられる案件は増加傾向にある。限られた人数で、より多くの案件に効率的に対応するためには、法務組織の稼働状況を定量的に把握することが重要だ。
契約の作成・審査から締結・保管までを一元管理する仕組みであるCLM(Contract Lifecycle Management:契約ライフサイクル管理)の導入拡大に伴い、システム内に蓄積されるデータを組織運営に生かすことも重視される。
法務案件に関するデータは蓄積されているものの、それらを可視化して組織運営に生かすためには一定の工数や分析スキルが必要であり、「データはあるが活用しにくい」という状況が課題として挙げられる。
具体的には、業務の停滞箇所の特定や、メンバー間の適切な業務分担、さらには経営層への定量的データによる報告といった、組織マネジメントにおける具体的な課題解決を求める声が寄せられているとのことだ。
同社はこうした背景を受け、「特別なスキルなしで誰でも即座に状況を把握できる」状態を目指し、組織管理と現場運用の両方に活用可能なCLMレポートの提供を開始する。
CLMレポートの主な特徴
CLMレポートでは担当者ごとの案件量や納期の切迫状況、対応に要した時間等を分析画面で一目で確認できる。これにより、特定の担当者への業務集中や対応遅延の兆候をいち早く捉え、適切な人員配置の検討を支援する。
また、月ごとの案件数の推移や業務が滞っている工程、負荷の偏りを数値で明確に確認可能。人手不足を解消するための増員交渉や、業務フローの見直しを提案する際の客観的な裏付けとしても活用できる。
データの書き出しや表計算ソフトを用いた煩雑な集計作業は不要となり、画面上の操作だけで、必要な情報を複数のグラフ形式で表示できる。グラフをクリックすれば該当する案件の一覧へ移動できるため、状況の把握から担当者の割り振り変更までをスムーズに進められるとのことだ。


