使い慣れたコマンドは使い続けたいものだが、日々進歩する優れたOSSのコマンドも存在する。Ibraheem Ahmed氏のGitHub上のコレクション「modern-unix」はよく使われるコマンドを便利に拡張したコマンドを集めており、GitHubでのスターが30kを超える人気のコンテンツになっている。モダンコマンドは何が魅力なのだろうか。「modern-unix」で取り上げられているモダンコマンドのいくつかをWSL環境で試してみよう。
頻繁に使うlsが新鮮になるlsdコマンド
コマンドを使っている時には自分がいるカレントディレクトのなかにどのファイルやフォルダがあるのかを確認するlsコマンド。Windowsでのフォルダを開くようなポジションでもあり、頻繁に使われるコマンドのひとつだ。lsdでは、このlsをアイコン付きのカラフルなコマンドに変えてくれる。
ファイルサイズなど人に読みやすい表示(human-readable)に表示する-hオプションや下位ファイル構造を表示する-treeオプションなども備わる。やはりWindows操作に慣れていると、アイコンがあると格段に見やすいし、飽きないというスキル向上のために最重要な持続性モチベーションにもつながりそうだ。
ファイルシステムの使用量をカラフルに見やすくするdufコマンド
ファイルシステムの使用量を表示するdfコマンド。WSL上にも備わっているコマンドだが見やすいとはいいにくい。
これをカラフルに見やすくしてくれるコマンドがdufコマンド。
表組みという構造化が行われており、使用量の目安も#のゲージで可視化されているのでひと目で把握できる。表示する箇所の指定をコマンドのあとに続けることで可能だ。気になる箇所や空いている保存先も手早く比較できる。
お掃除コマンドもカラフルにみやすくするdustコマンド
あれなんかいつの間にかディスクの容量がこんなに減ってるのか。買い換え時かな?余力のある人はそれでもいいかもしれない。しかし、フォルダ/ディレクトリの中に潜む忘れ去られた過去に使った巨大ファイルの削除が、もう少し快適な日々の持続性を伸ばしてくれるかもしれない。duコマンドは、フォルダ単位での容量をすばやく把握できるコマンドだ。
どうしてもデスクトップが物置になってしまう筆者のような怠惰なユーザーにとっては、必須なコマンドだ。WSL上でも
du -h --max-depth=1
とhuman-readableと深さ指定1を入れて表示すると
ひと目で処理しなければならないフォルダが確認できる。あとは削除するか移動するかを行うだけだ。これをモダンコマンドにしているのがdustコマンド。
フォルダ/ディレクトリのなかでの使用状態を可視化し、色やパーセンテージも示す可視化された状態で表示する。赤色の警告やパーセンテージは、親ディレクトリのなかでのサイズを占めているかをもとに表示される。階層も把握でき、可視化具合もよいRust製のコマンドだ。
いずれもOSSでGitHubにリポジトリをおいている。「modern-unix」では、ほかにも高度なモダンツールなども数多く紹介しているので、気になった方は試してみると面白いかもしれない。






