安藤ハザマは2月18日、3次元ライダーLiDAR(Light Detection And Ranging)センサーやカメラを活用した「開口部荷役時警報システム」を開発したことを発表した。

  • 監視イメージ

    監視イメージ

建設現場の開口部作業では、荷役時にオペレーターから死角が発生しやすく、監視員による確認やクレーン稼働時の警報が一般的だった。しかし、従来の警報は作業員が慣れてしまい注意力が散漫になることや、監視員の見落としといった人為的要因が安全上の課題となっていた。

同システムは、開口部の上方と下方を同時に監視し、両方のエリアで動きを検知した場合にのみ警報を発報する仕組み。これにより、単なるクレーン稼働時の警報ではなく、作業員へピンポイントで危険を伝えることが可能になった。必要な時のみ注意喚起を行うことで、警報への慣れやヒューマンエラーを効果的に防ぎ、開口部下での安全確保に大きく貢献する。

  • 概略システム構成

    概略システム構成

  • LiDARの検知状況

    LiDARの検知状況

都市部の路面覆工がある実現場での導入試験では、近隣建物の影響を受けず、工事に伴う動作のみを正確に検知できることを確認した。同社は今後もシステムの機能向上を図るとともに、建設現場の生産性向上や、現場の安全を追求する「新しい働き方」の実現に積極的に取り組んでいく方針とのこと。