NTTとTBSホールディングス(以下、TBS)は2月10日、生成AIの普及が進む社会において、子どもたちが「自分で決める力」を育む次世代エデュテインメントを創出する共同プロジェクト「e6 project(イーシックス・プロジェクト)」を始動することを発表した。

このプロジェクトでは、オリジナルIP「感情騎士 - エモーショナル・ナイト -」の開発と、その世界観をリアルに体験できる常設拠点「AIテーマパーク(仮称)」の事業化を両輪として推進する。

  • 「e6 project」の体験サイクル

    「e6 project」の体験サイクル

プロジェクト発足の背景

生成AIの普及などにより、知識だけでなく無数のアイデアや「もっともらしい答え」が、瞬時に提示される時代となりつつある。こうした環境において重要なのは、無数の選択肢の中からどれを選ぶか、そして、何が自分の本当の望みかを自身で判断し決める力とされる。

「e6 project」では、その意志の根源である「感情(Emotion)」が、自分らしい選択をするための「羅針盤」だと捉え、心を揺さぶる「物語」と「体験」を起点にコンテンツを設計する。

夢中で遊び心が動く体験が、子どもたちの「これが好き」「こうしたい」という強い意思を呼び覚ます原動力になるとのことだ。同プロジェクトはオリジナルIPの創出と、体験拠点「AIテーマパーク(仮称)」の設立を両輪で推進し、子どもたちがAIと共に悩み、表現ししながら自分で未来を選び取る「原体験」を創出するという。

オリジナルIP「感情騎士 - エモーショナル・ナイト -」の開発

「e6 project」の第一弾IPとして、冒険ファンタジー「感情騎士 - エモーショナル・ナイト -」を開発予定だ。「見えない感情」を探す冒険を通じて、子どもたちが自らの価値観に気づくストーリーを展開する。

プロジェクトから生まれるキャラクターやストーリーを、アニメ・ゲーム・グッズなど多角的にメディアミックス展開し、リアル体験へと拡張させる。

体験拠点「AIテーマパーク(仮称)」の設立

オリジナルIPの世界観をリアルに体験できる拠点として、「AIテーマパーク(仮称)」の設立に向けた事業検証を推進する。「AIテーマパーク(仮称)」では、先端技術を活用して子どもたちの行動や感情の変化をリアルタイムに捉え、一人一人に合わせてストーリーや環境が変化するパーソナライズされた体験を提供する。

子どもたちが物語の世界に入り込み、AIと共に試行錯誤しながら、「自分で決める力」や創造性を育む拠点として構築していくとのことだ。