三菱電機は2月3日、2025年度第3四半期の連結決算を発表するとともに、53歳以上を対象に実施した希望退職「ネクストステージ支援制度」に、グループ全体で4700人、三菱電機単体で2378人の応募があったことを明らかにした。

2025年度3Q、売上高・営業利益いずれも過去最高

同社の2025年度第3四半期の売上高は1兆4,235億円(前年同期比667億円増)、ネクストステージの費用を除いた営業利益は1,447億円(前年同期比178億円増)といずれも、過去最高をたたき出した。

好調の要因としては、インフラ・FAシステムでの売上増加、為替円安影響に加え、価格改善などの収益性向上施策の進捗などがあるという。

25年度の業績見通しは、売上高が5兆7,600億円(前回見通し比900億円増)、ネクストステージの費用を除く営業利益が5,000億円(前回見通し比300億円増)と引き上げられている。

為替条件の円安への見直しに加え、インフラの売上増などにより、ネクストステージの影響を除き、売上・利益ともに上方修正となった。

  • 2025年度第3四半期の連結決算概況

    2025年度第3四半期の連結決算概況

  • 2025年度第3四半期累計の連結決算概況

    2025年度第3四半期累計の連結決算概況

希望退職の実施結果

同社は2025年9月8日に、「ネクストステージ支援制度特別措置」、いわゆる希望退職の実施を公表、今回、その結果が発表された。

同措置の対象は、2026年3月15日時点で、満53歳以上かつ勤続3年以上が経過した正社員および定年後再雇用者。募集人員は定められていなかった。

応募者には退職支援一時金が支給され、希望する正社員を対象に外部専門会社による再就職支援サービスを提供する。退職日は2026年3月15日。

同措置の応募者は。グループ全体で約4700人、三菱電機単独で2378人となった。

400億円で見込んでいたネクストステージ影響の見通しは、今回グループ全体1,000億円に変更された。

業績は好調の同社だが、経営体質強化に向けて、人員構成上の課題を解消するため、今回の措置をとったとしている。