Windows Centralは1月30日(米国時間)、「You won: Microsoft is walking back Windows 11's AI overload|Windows Central」において、MicrosoftがWindows 11のAI戦略を見直す可能性があると伝えた。

これまでユーザーの反発を受けてなおAI OSを推進する方針を堅持していた同社だが、ここにきて見直す可能性が出てきたという。

ユーザーの声がついに届いた可能性

Microsoftは2024年5月、新しいPCカテゴリーとしてCopilot+ PCを発表し、AIに注力する方針を明確にした。Recallや画像生成、AIエージェント機能などの開発も明らかとなり、Windowsに高品質なAIアプリが続々と登場するとみられた。

ところが、蓋を開けてみるとRecallからは重大なプライバシーおよびセキュリティの問題が発見され、リリースが大幅に遅延。ユーザーに不安が広がる中、メモ帳やペイントなど標準アプリにCopilotを統合したことでAIを必要としていないユーザーの間で反発が起こり、そこにWindows 11のAI OS化が発表され不満が増幅。

徐々にユーザーの間でMicrosoftへの不信感が広がっていたが、それでも当のMicrosoftはどこ吹く風とばかりにAIを推進する姿勢を貫いていた(参考:「Microsoft AI責任者の投稿にユーザーが反発、AI推進の裏で募る不満 | TECH+(テックプラス)」)。温度差は広がるばかりでユーザーの声はまったく届いてないと思われていたが、今回Windows Centralの調査により社内チームには届いていた可能性が明らかになった。

不適切なAI機能の合理化、削除を計画か

Windows Centralによると、同社は現在、Windows 11のAI戦略を再評価しており、不適切なAI機能の合理化、または削除を計画しているという。取り組みの詳細は不明としつつ、メモ帳やペイントアプリにおけるCopilot統合の削除または合理化したエクスペリエンスに転換する可能性を伝えている。

さらに、標準アプリ(インボックスアプリ)へのCopilot統合を一時停止した可能性があり、再開時にはボタンの配置を変更する可能性があるという。ユーザーに不信感を植え付けたRecallも検討対象とされ、廃止の予定はないようだがコンセプトを進化させ、名称を変更する可能性があるとしている。

ユーザーの目に見えないセマンティック検索、エージェント型ワークスペース、Windows ML、Windows AI APIなどに関しては、従来の計画通り推進される見込み。

Windows Centralはこれら情報をとある情報筋から入手したと明らかにしている。公式発表ではなく情報ソースも不明瞭なことから、そのまま信じることはできないが、Microsoftにユーザーの声が響いていた可能性がある。