Microsoft専門のニュースサイト「Windows Latest」は1月28日(現地時間)、「Windows 11 Start menu's Category view is missing manual controls, apps land in "Other." Microsoft says it’s listening to feedback」において、Windows 11に導入された新しいスタートメニューの問題点を指摘した。
「その他」にアプリが集約される
Windows 11に導入された新しいスタートメニューは2025年10月リリースの「KB5067036」から段階的な展開が開始され、1月のセキュリティ更新プログラム「KB5074109」を境に幅広いユーザーに向けて展開が行われた。一部からは「以前よりも優れている」と評価され、大きな問題も報告されていない。
しかしながら、問題がまったくないかいうとそうでもなく、次の2つが問題点として挙げられている。
- スタートメニューのサイズを調整できない
- カテゴリー表示のアプリを調整できない
今回、Windows Latestは後者に満足していないと述べ、改善を求めている。Windows Latestの調査によると、フィードバックハブには同種の投稿が寄せられ、わずか1週間で110件もの賛成票が投じられた次の投稿を確認できるという。
「Hulu、Teams、設定、WhatsApp、Visual Studio 2026はすべて「その他」に分類されました。Visual Studio 2022は「その他」の3ページ目に分類されました。Visual Studioインストーラーはファイルエクスプローラー、Edge、Firefox、Discord、Windowsシステムセキュリティとともに「仕事効率化」に分類されました。…OpenRCT2(オープンソースのRoller Coaster Tycoon 2クローン)は「開発ツール」に分類されました。大多数の項目は「その他」に分類されており、多くは明らかに誤ったカテゴリーに分類されています」
筆者の環境の場合、Teamsは「仕事効率化」に分類された。Visual Studioが「開発ツール」ではなく「その他」に分類される動作は同じで、「その他」のアプリ数が最大になる傾向も同様。おおむね投稿の指摘は正しいとみられる。
カテゴリー表示には調整機能が必要
新しいスタートメニューのカテゴリー表示は、モバイルデバイスのホーム画面でみられるフォルダー表示を意識した作りになっている。半透明の丸みを帯びた枠内に複数のアプリを登録し、アプリを種類ごとに仕分け、クリックすると所属するアプリがアイコンで一覧表示される仕組みなどは類似している。
違いは分類が自動的に行われ、アプリの移動およびカテゴリー名の変更ができない点だ。さらに肝心の分類が不完全で、多くのアプリを「その他」に分類する動作が問題視されている。
Windows Latestによると、この分類はJSONファイルを使用してローカルで処理され、AIやインターネット接続などは行われないという。JSONファイルは「Microsoft Storeのパッケージファミリー名」と「カテゴリーID」のマッピングデータで構成されており、ファミリー名と一致するアプリをマッピング先のカテゴリーに分類する単純な仕組みとされる(参考:「Windows 11 Start menu uses a 15MB JSON to organize apps under categories」)。
つまり、登録のないアプリはすべて「その他」に分類されることになる。また分類後に3つ以上のアプリが存在しないカテゴリーは削除され、内包していたアプリはすべて「その他」に移される。
この問題について、Microsoftは「今後の検討のためにエンジニアリングチームに伝えました」と述べ、検討課題とする方針を示している。手動調整機能のサポートや改善が決定されたわけではないが、フィードバックハブの投稿がその第一歩となった可能性がある。
