インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月28日、「IIJセンシングデータマネジメントサービス」において、現場作業者の熱中症リスクを予測する新機能の提供を開始した。

  • システム構成イメージ

    IIJセンシングデータマネジメントサービスのシステム構成イメージ

暑さ指数と心拍数から熱中症リスクを予測

IIJセンシングデータマネジメントサービスは、センサー機器で取得したセンシングデータを活用し、企業の業務改善および品質向上を支援するサービス。今回提供を開始した「熱中症リスク予測」機能は、作業現場の「暑さ指数(WBGT)」と、作業者が装着するウェアラブルセンサーから取得した「心拍数」を組み合わせることで、個人ごとの熱中症リスクを予測するもの。

個人ごとに装着するウェアラブルセンサーで測定できる安静時および活動時の心拍数から「作業強度」を定義し、日本産業衛生学会が提唱する基準に基づいて、熱中症リスクを「高」「中」「低」「対象外」の4段階で予測する。環境要因と個人ごとのデータを組み合わせることで、個人ごとの作業や運動の激しさや暑さへの慣れを考慮した、きめ細やかな熱中症リスク予測が可能になるという。

予測された作業者ごとのリスクはあらかじめ設定した通知先にメール/Microsoft Teams/Slackで通知することで、休憩や水分補給を促す指標とし、熱中症の早期発見により重篤化防止にも活用できるとしている。

  • サービス利用イメージ

    サービス利用時のコンソール画面イメージ。これはウェアラブルセンサーの一覧画面で、4つのセンサーのうちひとつが「リスク高」、ひとつが「リスク中」となっている

  • ウェアラブルセンサーの詳細画面

    こちらは「リスク高」となっているウェアラブルセンサーの詳細画面

IIJセンシングデータマネジメントサービスを利用している顧客は、本機能を追加費用なしで利用できるが、WBGTもしくは簡易WBGTを計測するセンサーと心拍数を計測するウェアラブルセンサーの購入が必要となる。WBGTを計測するセンサーはAC駆動のものと電池駆動のものが用意されており、このほか温度と湿度から算出できる簡易WBGTのみ取得可能な温湿度センサーも利用できる。心拍数を計測するセンサーは1機種。

  • 小型WBGTトランスミッタ(AC100V駆動)TC-793-3-LW1-X-57
  • 小型WGBTトランスミッタ(電池駆動)TC-793-D2-LW1-X-57
  • 温湿度センサーLAS-603V2
  • WBGTもしくは簡易WBGTを計測するセンサーは3種。左から、AC100V駆動の小型WBGTトランスミッタ、電池駆動の小型WBGTトランスミッタ、簡易WBGT対応の温湿度センサー

  • ウェアラブルセンサー LW-360HR

    心拍数を計測するウェアラブルセンサー