ソフトバンクは、携帯電話回線で本人認証を行う回線認証を使って「My SoftBank」にログインすると“他人の情報が表示される”、といった複数の問題が発生していたと発表。「プロキシーサーバーの不具合」が原因で、1月27日時点ですべて復旧済みとしている。
同社は、これらの問題の原因は前出の通りで「外部からのサイバー攻撃などではない」としている。現時点では、1月13日午前9時47分から1月17日午前2時22分まで以下の問題が発生していたことが判っており、延べ件数は8,375件。発生事象と、事象ごとの影響件数は以下の通り。
事象1. 2,019件
「My SoftBank」で契約内容や請求情報を照会したときに、他人の情報(氏名、住所、生年月日、電話番号、契約内容、請求金額など)が表示されてしまう問題が発生。他にも、回線認証を利用するソフトバンクや他社のサービスにおいて、異なる携帯電話番号で認証が行われてしまっていた。
事象2. 2,209件
ソフトバンクの「S!メール」(MMS)や、ワイモバイルのMMSの送信時に、メール本文はそのままに、送信元のメールアドレスや携帯電話番号が他人のものと入れ替わってしまう問題が起きた。
事象3. 1,906件
Android端末のみで起きた問題として、ソフトバンクのS!メールや、ワイモバイルのMMSの受信時に、他人宛てのメールを受信してしまう不具合が発生した。
事象4. 2,241件
「+メッセージ」において、初期設定時およびアカウント情報の更新時に他人のアカウントになり、メッセージの送受信などが可能な状態になってしまう不具合が起きた。
問題発生の経緯と原因、再発防止策について
同社によると、携帯電話回線で本人認証を行う回線認証によってMy SoftBankにログインしたユーザーから、「他人のものとみられる情報が表示された」という申告が1月13日にあった。
調査の結果、2025年9月25日に導入したプロキシーサーバーのソフトウェアの不具合により、「複数の処理が同時に多数発生するという特定条件下」において、一部のユーザーが一時的に“他のユーザー”として取り扱われてしまう可能性があったことが判ったという。
さらに、前出の申告があったのと同じ1月13日に実施した「ネットワーク設備の設定変更」により、こうした問題の発生頻度が高まっていたことが、1月19日に判明したとのこと。ソフトバンクでは、設定変更した1月13日以前の影響については、最大で200件と見積もっている。
不具合の原因となった、プロキシーサーバーに対するソフトウェアの修正は完了し、現在はシステムが正常稼働していることを確認しているという。ソフトバンクではこの事態を受け、再発防止策として「データ内容(要求データと応答データ)の整合性を確認する検証の強化」と、「ソフトウェアの不具合の早期検知に向けた監視項目およびアラート条件の見直し」の2点を実施するとしている。
同社は監督官庁へもこうした事象の発生を報告するとともに、影響を受けたユーザーに対して順次個別に連絡をとり説明するほか、この事象に関するユーザー専用の問い合わせ窓口も設置。心当たりがあるユーザーへ問い合わせるよう呼びかけている。問合せ番号や受付時間など、詳細は当該ニュースリリースを参照のこと。
