Avast Softwareは1月20日(現地時間)、「Facebook tech support scams on the rise: How cybercriminals are turning your feed into a trap」において、Avast Softwareの調査結果として、SNS上での詐欺被害が急増している状況を報じた。

日常的な交流の場として利用されるFacebookの広告、投稿、メッセージ機能が悪用され、ユーザーの金銭や個人情報を狙う事例が広がっている。表面的には平穏な交流空間に見えるが、その裏側では巧妙な罠が張りめぐらされている。

  • Facebook tech support scams on the rise: How cybercriminals are turning your feed into a trap

    Facebook tech support scams on the rise: How cybercriminals are turning your feed into a trap

ユーザー心理の弱点を突く、SNS詐欺拡大の構造

FacebookやInstagramなどのSNSは、ユーザーが気軽に閲覧する特性を持つ。詐欺グループは緊急性や恐怖心、羞恥心を刺激し、冷静な判断力を低下させる心理的手口を使う。個人の興味や属性に応じた広告配信機能が、欺瞞的な内容の信頼性を高める要因となっている。

近年、テクニカルサポート詐欺の侵入口としてFacebookが多用されている。無害に見える広告や投稿から偽のFacebook Messenger風サイトへ誘導され、ブラウザがロックされたかのような演出や警告画面が表示される。ユーザーは表示される異常を信じ込み、偽のサポート窓口に連絡し、金銭を要求される流れに陥る。

SNS上では金融詐欺も頻発している。精巧な映像やディープフェイク技術を使い、投資や債務整理を装った広告が表示される。ニュース記事風のページや体験談形式の画面を経由し、入力フォームやチャットで情報を収集する構造が多い。訴訟給付金や情報漏えい補償を名目にした手口も確認され、被害は多様化している。

SNSユーザー意識の重要性

一部の詐欺は悪意あるコードを用い、閲覧後も警告表示を繰り返す。システム通知やウイルス警告を装うため、ユーザーは長時間不安を抱かされる。別の手口では虚偽の脅迫を使い、プライベート映像の公開を盾に支払いを迫る事例も報告されている。

AvastはSNS上の詐欺動向を継続的に分析し、危険なサイトや広告の遮断、偽サポートページの検知、個人情報の保護に注力している。ユーザー側も不審な広告や警告に反応せず、URL確認や二要素認証を徹底する姿勢が重要とされる。