BetaNewsは1月18日(米国時間)、「The online tools that make it easier to tell if a website is safe - BetaNews」において、AI時代における安全なWebサイトの閲覧方法を解説した。
今や、生活に欠くことのできないインターネットにはリスクが存在する。したがって、Webブラウザを保護する手段と知識は誰もが知っておく必要があるだろう。単一のツールに頼るのではなく、個人でも多層防御を実践してセキュリティを強化してほしいと呼びかけている。
セキュリティソリューションだけでは不十分
インターネットのセキュリティ環境は年々厳しさを増している。攻撃手法の進化、検出回避の高度化が進み、さらに生成AIの登場によって言語の壁も容易に乗り越えることが可能になっている。
人間の判断だけでは攻撃を防御することは難しく、高度なセキュリティソリューションを活用した保護が不可欠な状況だ。とは言うものの、セキュリティソリューションをインストールすれば絶対に安全というわけではない。
Webアクセスの仕組み、暗号技術の概要、攻撃手法などの基本的な技術知識の習得も重要なセキュリティ対策になる。「異常な動作」や「不自然な活動」を判別できるかどうかの違いは大きい。突然の「ウイルスが発見されました」との表示を、冷静に分析できるように備えることも重要な対策だ。
BetaNewsは実用的な対策として、2つのセキュリティソリューションと1つのWebサイトチェッカーを推薦している。セキュリティソリューションに関しては記事をうのみにせず、機能、利用条件、価格およびレビュー(操作性、応答性、信頼性など)を調査、検討して選択することが望まれる。
WebサイトチェッカーはGet Safe Onlineが運営している「Free Website Scam Checker - Check a website by Get Safe Online」が推奨されている。WebサイトのURLを入力して「Check this site」をクリックするだけで、Webサイトの正当性を判定することができる。
AI搭載のWebブラウザもリスクあり
主要なWebブラウザ開発企業は、AIアシスタント機能を搭載したWebブラウザ(以下、Webエージェント)の開発を推進している。正式リリースには至っていないが、さまざまなテストが行われており、近い将来登場することは確実とみられている。
Webエージェントはユーザーの指示に基づいて情報収集、要約、分析などを行うことができ、さらに画像から商品を検索して購入することも可能とされている。しかしながら、ここに落とし穴があるとBetaNewsは解説している。
AIによる商品の購入は基本的に人間の操作と同じ手順で行われる。商品の販売サイトを検索し、価格、配達日数などを考慮して、適切なWebサイトから購入する。人間であれば怪しげなショッピングサイトは避けるところだが、AIは悪意のあるWebサイトと正規サイトの区別が難しく、ユーザーに警告を出さずにフィッシングサイトや偽ショップにアクセスする可能性があるという。
運よくユーザーへの警告が行われたとしても、ユーザーはそのWebサイトの安全性を適切に評価しなければならず、その判断に必要な知識と、判断を補うセキュリティソリューションの存在は不可欠な状況が続くことになる。
つまり技術が進歩し利便性が向上しても、人間の知識およびセキュリティソリューションの向上は今後も必要との結論だ。サイバー犯罪から自らを守るために、最新のセキュリティ情報を収集し、知識とセキュリティソリューションのアップデートも継続することが求められている。
