日立製作所の米国子会社であるGlobalLogicは、独・Elektrobitとの長年にわたる戦略的パートナーシップを大幅に拡大し、次世代SDV(Software-Defined Vehicle)プラットフォームの開発および市場導入を加速させることを発表した。

幅広い連携でグローバル規模での市場展開を推進

日立グループの一員で、AIを活用した製品やプラットフォーム、デジタル体験をデザイン・構築するためのデジタルエンジニアリングパートナーであるGlobalLogicと、SDV時代への移行において重要となる車載ソフトウェアを手掛けるElektrobitは、これまで15年以上にわたって協業を行ってきたとのこと。AdaptiveおよびClassic AUTOSARミドルウェアや車載インフォテイメント(IVI)システム、コネクティビティなど、多岐にわたるElektrobit製品群を支援してきたという。

そして両社は今回その戦略的パートナーシップを拡大。業界全体のSDV移行を加速させるために連携を深めるといい、その中でGlobalLogicは、高性能コンピューティングや機能安全、サイバーセキュリティ分野における深い専門知識を提供し、ASPICE 4.0やISO 21434などの国際標準への準拠対応を支援するとした。

両社はこれにより、従来のエンジニアリングサービスの枠を超え、よりスマートで迅速かつコスト効率の高い車載ソフトウェアの開発を、大規模に実現することを共同で目指し、世界主要地域における市場展開を推進するとしている。

今回の発表に際し、GlobalLogicのMobility & Industrial事業分野でグループ・バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるRamki Krishna氏は、「GlobalLogicが有するセーフティクリティカルソフトウェア、高性能コンピューティング、デジタルコックピットのイノベーション、そしてSDV向けツール群の強みを活かし、OEMが機能開発を加速し、量産レベルの車両プログラムを世界規模で実現できるよう支援していきます」とコメント。

一方でElektrobitの最高製品責任者(CPO)兼取締役会メンバーのJaganathan Rajagopalan氏は、「両社の協力のもと、モビリティ業界が世界規模で求めている革新的なSDVソリューションを提供してまいります」としている。