1月17日に数週間以内に米国でChatGPTで広告のテストを開始することを発表したOpenAI。OpenAIが「ChatGPT」に広告を導入する動きについて、Google DeepMind CEOのDemis Hassabis氏は急速に進めたことに「少し驚いた」と述べている。
Geminiへの広告導入は慎重に検討
AI開発と運用には膨大なコストがかかることから、OpenAIをはじめとしたAI企業各社には収益化への圧力が高まっている。OpenAIは、広告主が回答内容に影響を与えることはないとしているが、ユーザーの会話内容が表示される広告の選定に活用されるという。
OpenAIのこのような動きに対し、ノーベル賞受賞者でもあるHassabis氏は「広告自体に問題はない。広告は消費者向けインターネットの多くを支えてきた」としながらも「チャットボットを個人を支援するアシスタントと考えるなら、広告がそのモデルにどう適合するかという疑問がある」と自身の考えを示した。
なお、Hassabis氏はGoogleのGeminiについて、現時点で広告導入の計画は「ない」と話している。DeepMindチームは広告について「非常に慎重」に検討しており、OpenAIに対するユーザーの反応を注視するとした。そのうえで「急いで判断する必要性は感じていない」と述べた。
同氏は、AI検索における広告とAIアシスタントにおける広告を明確に区別している。検索は明確なユーザー意図に基づくのに対し、アシスタントはユーザーのために機能すべきだと強調したという。スイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)で、Axiosのインタビューに応じた。