Microsoft専門のニュースサイト「Windows Latest」は1月19日(現地時間)、「Microsoft rolls out "Real Talk" for Copilot worldwide, and tests "Create a video" feature, as it hopes to compete with Gemini and ChatGPT」において、MicrosoftがCopilotに2つの新機能を投入すると伝えた。

人間との対話に近いやりとりを再現する「Real Talk」、動画生成ツールを提供し、Copilotのシェア拡大を目指す方針とみられている。

人間らしい対話を実現する「Real Talk」

Real Talkは会話に過度に迎合せず、人間らしい対話を実現するAIチャットモードとされる。従来の支援機能としてのAIチャットから一歩踏み出し、ユーザーとの対話の中でユーザーが何を考えているのか、人の内面に興味を示すという。

同機能については2025年10月23日、Microsoft AIの最高経営責任者(CEO: Chief Executive Officer)を務めるMustafa Suleyman氏が「Human-centered AI」と題したブログ記事で次のように説明している。

「協力的モデルの「Real Talk」は丁寧に固定観念の脱却を促し、あなたの雰囲気に適応し、会話が成長とつながりを生むきっかけとなるよう支援します」

同機能を試用したWindows Latestは、Real Talkモードに切り替えた際のアプリ画面を公開。次の3つの特徴を持つことを明らかにした。

  • 視点:時には意見に反対したり、意義を唱えたりすることがある。これで物事が面白くなる
  • 真の思考パートナーシップ:一緒に楽しもう。いつでも私の思考プロセスをのぞける
  • 進化するもの:理解は会話が進むにつれ深まり、いつでも雰囲気を切り替えられる

Real Talkモードで会話を始めると、最初に「深度レベル」と「文書スタイル」の2つの属性設定が行われる。今回は「具体的(Compressed)」と「標準的なカジュアル(Standard casual)」が選択され、さらにチャットボットの思考プロセスが表示されたという。この属性設定は最初の一言と過去の会話から自動的に選択されたとみられる。

MicrosoftはWindows Latestに対し、「CopilotのReal Talkは、よりインタラクティブで人間らしい対話を実現することを目指していると述べたという。しかしながら、実際はアシスタントのような振る舞いをみせ、刺激的な会話にはならなかったとの感想が伝えられている。

かつて、Bingチャットでは「Sydney」と呼ばれる極端な振る舞いを見せるチャットボットが登場した。今回はそのような話題性重視のチャットボットの提供は行われない。落ち着いた応答を保つ設計と会話からキャラクター性を柔軟に変化させる機能を両立させた、新しいAIチャットが提供される。

動画生成ツール「Generate Video」が登場

Copilotに欠けていた動画生成機能がついに登場する。Windows LatestはAndroidアプリのCopilotから「Generate video」の選択肢を発見したと発表。最大8秒間の音声付き動画を生成できるという。

動画生成モデルについては特定できておらず、独自モデルなのか、OpenAIの「Sora」を利用しているのかは明らかになっていない。執筆時点において段階的な展開中とみられ、利用は一部ユーザーに限られると報告されている。

Microsoftは、これらの機能を通じてCopilotを単なる情報提供ツールから、より個人向けの対話相手へと発展させる方針を示した。利用者の関心を引きつけるための新たな試みが続いており、今後の展開が注目される。