Windows Latestは1月17日(現地時間)、「Windows 11 KB5074109 issues: black screen, freezes Outlook POP, breaks Azure Virtual Desktop, LocalizedResourceName (desktop.ini)」において、Windows 11 25H2および24H2向けの1月の月例更新プログラム「KB5074109」によって引き起こされる不具合を解説した。
画面がブラックアウトする現象やOutlookのフリーズなど、公式サポートドキュメントに含まれていない情報などを伝えている。
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Windows 11 KB5074109 issues: black screen, freezes Outlook POP, breaks Azure Virtual Desktop, LocalizedResourceName (desktop.ini)
画面がブラックアウトする不具合
KB5074109をインストールした一部のコンピュータで、画面がブラックアウトする不具合(真っ黒になる)が報告されている。原因は特定されていないが、NVIDIAおよびAMDのGPUを搭載したデバイスが影響を受ける可能性がある。
この不具合は一過性のもので、複数回発生することはないとのこと。一部ユーザーからは壁紙が真っ黒になったとの報告もあり、症状にばらつきがみられるという。影響を受けたユーザーには、GPUドライバーの更新および壁紙の再設定が推奨されている。
従来バージョンのOutlookが開けない、終了しない
従来バージョンのOutlook(以下、クラシックOutlook)に関する不具合が報告されている。この不具合はMicrosoftも認識しており、サポートドキュメント「クラシック Outlook POP アカウントプロファイルは、KB5074109に更新Windows 11後にハングしてフリーズする - Microsoft サポート」が公開されている。
公式発表によると、POPアカウントを保有するクラシックOutlookが正常に終了せず、システムにプロセスが残るという。その結果、2度目以降のOutlookの起動が妨げられ、起動できないとされる。Windows Latestの記者も不具合に遭遇し、起動中のフリーズを体験したと明らかにしている。
この不具合については、一部ユーザーがOutlookの強制終了で回復したと報告している。しかしながら、影響が未知数かつ再発するケースもあることから、強制終了は非推奨となっている。
Microsoftは不具合の原因を調査中。本稿執筆時点までに解決策や回避策は提示されていない。
Azure Virtual DesktopおよびWindows 365の認証エラー
月例更新プログラムの公式サポートドキュメントに記載のあるとおり、Azure Virtual DesktopおよびWindows 365の接続および認証で失敗する可能性がある。この不具合はWindowsアプリやWindows上のリモートデスクトップアプリの認証手続きに影響するとのこと。
この不具合は定例外(OOB: Out-of-band)更新プログラム「KB5077744」で修正済み。修正パッチは「Microsoft Update カタログ」から入手することができる。
システムファイル「desktop.ini」が正常に動作しない
desktop.iniの不具合はWindows Latestの調査に基づいており、Microsoftは不具合を認めていないとされる。調査報告によるとdesktop.iniに含まれるLocalizedResourceNameの指定をエクスプローラーが無視するようになり、元のフォルダー名を表示するという。
原因は不明としつつ、Microsoftが誤ってWindowsコンポーネントを破損したのではないかとの予想を伝えている。筆者も公式ドキュメント「How to Customize Folders with Desktop.ini - Win32 apps | Microsoft Learn」の指示に従い、システムフォルダーの作成および名称を変更してみたが、変更できないことを確認している。
緊急時はアンインストールで回避可能
これら不具合は月例更新プログラムの影響によって発生している。つまり、更新プログラムをアンインストールすることで不具合を回避することができる。
ただし、この更新プログラムは重要なセキュリティ脆弱性の修正を含んでいることから、アンインストールは推奨されていない。緊急時など、復旧を優先したい場合に限って試みることが推奨される。
アンインストールは設定アプリの「Windows Update」→「更新の履歴」→画面最下部にある「更新プログラムをアンインストールする」→「Microsoft Windows (KB5074109) の セキュリティ更新プログラム」のアンインストールから実行できる。
ただし、この作業はリスクが伴う。事前にバックアップを取り、インターネットから攻撃を受けない環境で実施することが望まれる。