デル・テクノロジーズは1月13日、ブログを更新し、「Dell PowerStore」の最新リリースについて発表した。QLCテクノロジー、サイバーセキュリティ、統合ファイル操作のイノベーションが提供されるという。
主な機能として、大容量QLCドライブによるコスト削減、データ保護のためのレプリケーションオプション、適切な効率性とセキュリティでビジネスニーズに対応するファイルシステムの機能拡張などが含まれる。
高密度QLCメディアで節約を最大化
「PowerStore」のQLCモデルにより、TLCモデルと同じ超高速NVMeパフォーマンス、サブミリ秒のレイテンシ、高度な常時稼働データ削減を実現し、TCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)を最大15%削減する。30TB QLCドライブの導入により設置面積を縮小し、さらなるコスト削減も可能としている。
企業は2Uのラックスペースに最大2PBeのデータを保存できるようになり、ラックユニット当たりの容量が2倍になり、電力効率が最大23%向上する。エネルギーコストの上昇、ストレージ要件の増加、予算の縮小に直面している組織にとって、「PowerStore」のQモデルは先行コストを削減し、パフォーマンスや信頼性を犠牲にすることなく長期的に電力とスペースの節約に貢献するという。
予期しない事態からビジネスを保護
サイバー犯罪者や想定外のアウテージは絶えず潜在的な脅威となっており、データ保護は不可欠とされる。「PowerStore」の常時稼働のサイバーセキュリティにより、一連の新機能を使用して堅牢な防御戦略を作成し、データの安全性とアクセス性を確保できるようになる。
ブロックワークロード向けのファイバチャネルを介した同期レプリケーションにより、データロスを排除して重要なデータのリカバリー時間を最小限に抑える。
ファイルシステム向けのファイバチャネルを介した非同期レプリケーションにより、5分間のきめ細かなRPOでディザスターリカバリーを簡素化する。
ファイル向けの自動フェールオーバーを使用したMetro同期レプリケーションにより、ミッションクリティカルな運用のためのゼロRPO/RTOを確保する。
加えて、重要なストレージ変更を承認するため、認証済みの第2管理者による承認を必須とするマルチパーティー認証を導入している。
ミッションクリティカルなデータを侵害から保護する場合でも、計画外のイベントから保護する場合でも、「PowerStore」の組み込み機能、「Dell PowerProtect」の統合、強力なエコシステムパートナーシップ、高度なAIを活用した異常検出により、ユーザーのビジネス運用モデルに適合する柔軟で堅牢なサイバーレジリエンス戦略を設計できるという。
ファイル操作の合理化
「PowerStore」の統合アーキテクチャは、多様なワークロードを次世代の統合アーキテクチャで統合することで、卓越した柔軟性と効率性を実現している。
データの移動または複製時のネットワークトラフィックを削減するサーバ側コピー、仮想マシンとデータベースの容量を最適化するためのスパースファイル、多様な環境間で安全にファイルを共有できるラベル付きNFSなど、NFSv4.2のサポートを追加した。
さらに、新しいファイル「Top Talkers」機能が、ファイルリソースの消費に関する詳細なインサイトを提供。管理者は容量使用量が最も多いリソースを特定し、IOPSや帯域幅などのパフォーマンスメトリックを監視し、QoSポリシーを適用してボトルネックに対処できる。