Microsoftは1月6日(現地時間)、「Classic Outlook recipients are unable to open "Encrypt Only" emails - Microsoft Support」において、従来バージョンのOutlook(以下、クラシックOutlook)の不具合を伝えた。
最近のアップデートを適用すると、暗号化されたメールの表示に失敗するという。
暗号化メールを閲覧できない不具合
この不具合はCurrentチャネルのバージョン2511(ビルド19426.20218)に含まれることが報告されている。「暗号化のみ」の状態のメールを受信すると、ウィンドウに次のメッセージを表示してメールを閲覧できない可能性がある。不具合が発生すると添付ファイルに「message_v2.rpmsg」が表示されるとのこと。
「This message with restricted permission cannot be viewed in the reading pane until you verify your credentials. Open the item to read its contents and verify your credentials. (このメッセージはアクセス許可が制限されており、資格情報を確認するまで閲覧ペインで表示できません。アイテムを開いて内容を読み取り、資格情報を確認してください)」
修正に向けた取り組みを実施中、回避策は2つ
Microsoftは不具合の発生条件を「メールのファイルダイアログ(ファイル→暗号化)の設定を使用してメールを暗号化する」と説明している。この不具合の暫定的な回避策は次のとおり。
リボンから暗号化オプションを設定する
サポートドキュメント「Send encrypted messages with a Microsoft 365 personal or family subscription - Microsoft Support」で解説しているように、「オプション」リボンの「暗号化」から「転送不可」または「暗号化のみ」を選択してメールを送信する。
古いクラシックOutlookを使用する
次の手順に従ってクラシックOutlook(Officeアプリ全体)をビルド19426.20186に戻す。
- 作業内容を保存して、すべてのOfficeアプリケーションを閉じる
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
- コマンド「"%programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun\officec2rclient.exe" /update user updatetoversion=16.0.19426.20186」を実行する
これらはいずれも「送信者」が実施できる対策とのこと。受信者側で実施できる回避策は確認できていない。本稿執筆時点においてMicrosoftは問題解決に向けた調査を実施中と説明。パッチ提供が見込まれているが、スケジュールは明らかになっていない。


