Googleが54億ドルで買収したセキュリティ企業のMandiantの創業者であるKevin Mandia氏が、AIハッキングの脅威に対抗する新会社として「Armadin」を設立した。

企業価値は6億ドル超か

Mandia氏は2022年に自身のセキュリティ企業であるMandiantをGoogleに売却し、その後はGoogle Cloudのセキュリティ部門で戦略的アドバイザーを務めた後、サイバーセキュリティに特化したベンチャーキャピタルのBallistic Venturesを共同創業している。

  • Kevin Mandia氏(2022年当時)

    Kevin Mandia氏(2022年当時)

設立した新会社であるArmadinは、AIを活用してネットワークの脆弱性を検証するビジネスを強化していくことを目指している。同社は元GoogleエンジニアのTravis Lanham氏とDavid Slater氏、そしてMandiantでレッドチームの責任者を務めたEvan Pena氏を迎えて設立。

ArmadinはBallistic Venturesから2400万ドルのシード資金を調達し、現在はAccel、GV、Kleiner Perkinsと1億ドル以上の追加調達について交渉中とのこと。この資金調達により、企業価値は6億ドル超になると見られている。

Mandia氏は「攻撃側は2年以内に完全にAI化する。防御側も自律的でなければならない。人間が介在していては遅すぎる」と述べている。同社は、ハッカーが侵入に利用する可能性のある欠陥をAIで発見し報告する。

同氏は「従来2万~3万ドルかかっていた人的作業が3~5分で完了する。料金は数百ドルだ」と述べ、AIによる自動化によりコストを削減できると説明している。Wall Street Journalが12月18日付で報じている。