Bleeping Computerは12月2日(現地時間)、「ChatGPT is down worldwide, conversations disappeared for users」において、ChatGPTで大規模な障害が発生し、一時的にサービスが利用できなくなったと伝えた。障害は東部標準時の12月2日14時半ごろ(日本時間の3日4時半ごろ)に発生し、約45分間にわたって続いた。
約45分間にわたってサービスが利用不能に
OpenAIのシステムステータスページには、12月3日に発生したChatGPTの障害の様子が記録されている。これによると、障害は日本時間の3日午前4時26分に発生したことがわかる。その後、OpenAIは5時6分に緩和策を実施し、5時12分に完全にサービスが回復したことを宣言した。
障害発生中、ユーザーはチャットにアクセスできないか、会話中にタイムアウトエラーが発生するなどの影響を受け、サービスを利用できなくなったという。
障害の原因は「ルーティング設定の不具合」
OpenAIは報道機関向けの声明で、障害の原因を「ルーティング設定の不具合」に起因するものだと説明している。つまり、トラフィックの経路設定で問題が発生し、一部ユーザーに対して通信が正しく処理されなかったということのようだ。技術的な詳細は明らかにされていないが、同社は現在、再発防止策を検討中だという。
ChatGPTでは前日(12月2日)の同時刻にも約30分間にわたって別の障害が発生している。ただし、この2つの障害の関連性は不明である。
今回の障害は、日本時間では未明に発生しているため、日本のユーザーで影響を受けた人は多くないだろう。しかし米国ではちょうど日中にあたるため、業務に支障が生じたユーザーが多数いたようだ。
多くの企業が業務へのAIサービスの採用を進めているが、このような障害が発生した場合の影響や、バックアップ手段についても事前に考えておく必要があるだろう。
