The Registerは11月26日(現地時間)、「Dell says PC sales flat despite slow Windows 11 transition」において、Windows 11への移行はWindows 10と比べてはるかに遅れるというDell 最高執行責任者(COO)のJeffrey Clarke氏の発言を報じた。
Clarke氏は2026年度第3四半期決算発表で、依然として5億台のPCがWindows 11のシステム要件を満たさないまま残されている現状を明らかにした。
インフラ部門が好調な一方で、PC売り上げは伸び悩む
MicrosoftがWindows 10のサポートを正式に終了してから2カ月が経とうとしている。Windows 10からWindows 11に移行するためのPC買い替え需要の影響で、DellのPC販売台数の成長率は1桁台半ばから後半の好成績を記録した。しかし、それでも今後の売り上げはほぼ横ばいになるとClarke氏は語った。
同氏によれば、以前のWindows OSのサポート終了時点と比較すると、Windows 11のシェアの伸びは前世代と比べて10~12ポイント遅れているという。これは依然として5億台のPCがWindows 11のシステム要件を満たさないまま残っていることを意味する。
したがって、これら5億台は将来的にWindows 11を実行可能な新しいPCに置き換えられる可能性がある。それにもかかわらずPC売り上げが横ばいになることが予想されるということは、人々がすでにWindows 11へのアップグレードにそれほど関心がないことを示唆しているのかもしれない。
デル全体の売上高は前年同期比で約11%増、AIサーバが好調
Dell全体としての売上高は、この第3四半期に270億ドルを記録し、前年同期比で約11%の伸びを示した。この好調を支えたのはサーバやネットワーク機器などを扱うインフラ部門で、とくにAIサーバ関連の事業額は123億ドル相当に達した。サーバおよびネットワーク機器の売上は前年同期比で37%増加している。
従来型サーバへの関心も高まっており、既存のサーバ群をより高密度なシステムに統合するニーズが増えているという。これは各システムに搭載するメモリとストレージ容量の増加を意味するが、メモリ価格が高騰している状況を考えると、コスト増加の影響をどう抑えるかが今後の課題になるとThe Registerは指摘している。
今後の焦点は、AIサーバ需要の継続と、従来クライアント製品の需要の拡大にあると言えるだろう。後者については、Windows 11への移行がどの程度進むのかが明暗を分けることになりそうだ。
