NTTプレシジョンメディシンは11月26日、レセプトと健診情報や遺伝子情報を用いた11万人のデータセットの整備を開始したことを発表した。このデータセットを活用したサービスにより、NTTグループの健康増進に役立てるほか、医学の進歩、医療経済効果、国民の健康増進にも寄与するとのことだ。
サービス開始の背景
健康増進施策の効果分析や医療費・疾病分析を行い、効果的な健康増進施策およびヘルスケアサービスなどを開発するためには、欠損が少なく長期追跡可能な高品質な医療ビックデータが不可決となる。
しかし、同意取得時の利用目的の変更や、異なる組織間での情報突合が伴い、新たなデータの収集には本人の再同意が必要となる場合も多いことから、ビックデータ活用の進みにくさが課題となっている。
コホートの新たなデータセット
こうした課題に対しNTTプレシジョンメディシンは、NTT健康保険組合が保有するレセプトから作成した仮名加工情報を共同利用するとともに、自社の遺伝子検査サービス「Genovison Dock」を通じて取得した遺伝子情報や健診情報から仮名加工情報(約11万人分)を作成している。
今回、これらの仮名加工情報を個人を特定することなく統合し、独自性の高いデータセットを構築。この新たなデータセットにより医療費・疾病分析などを行い、効果的で効率的な健康増進施策や保健事業、ヘルスケアサービスなどの開発に活用する。
同社はNTTコホートの新たなデータセットをもとに、研究機関や企業の要望に応じて仮名加工情報を統計処理し、統計データやアルゴリズムなどを提供する。

