Windows Centralは11月23日(現地時間)、「You won't believe how much the Windows Start Menu has changed in 40 years - including THAT ill-fated departure with Windows 8|Windows Central」において、Windows 1.0からWindows 11に至るまでの40年間にわたるスタートメニューの変遷を解説した。
スタートメニューはWindowsの歴史の中でも変化を続ける機能の一つであり、過去には失敗も経験している。Windows Centralはこの歴史を分析することで、成功と失敗を繰り返す今後のWindowsの可能性を伝えている。
Windows 1.0からWindows 7までの歴史
Windows 1.0は約40年前(1985年)に販売されたオペレーティング環境だ。GUIを実現する追加のソフトウェアであり、オペレーティングシステムではなかった。ウィンドウをタイル状に並べる簡単な仕組みで、現在のような統合されたスタートメニューはまだ存在していなかった。
スタートメニューの初出はWindows 95(1995年)とされる。当時は「プログラム」、「ドキュメント」、「設定」、「検索」、「ヘルプ」、「実行」、「シャットダウン」のみのシンプルな構成だった。その後リリースされたWindows 98(1998年)およびWindows Me(2000年)もWindows 95と同様の外観が維持された。
現在に続く大きな変更はWindows XP(2001年)からとなる。Windows XPではピン留めされたアプリや最近使用したアプリの表示、マイドキュメントやコントロールパネルへのショートカットが登場。業務効率の向上を意識した機能の改善が行われた。
スタートメニューを刷新したWindows XPだが、従来表示(クラシックスタイル)に戻すオプションも提供された。クラシックスタイルの利用割合は定かでないが、このオプションは変更を望まないユーザーの反発を抑える役割を果たしたとみられる。
Windows Vista(2006年)ではスタートメニューが大型化し、ユーザー固有の設定、アカウントメニューが追加された。このリリースから「マイドキュメント」などの「マイ」表示が削除されている。Windows 7(2009年)もVistaとほぼ同じスタートメニューが採用された。
Windows 8の失敗からWindows 11への道のり
Microsoftは、2012年に販売したWindows 8でスタートメニューの改善に失敗した。Windowsを起動するとスタートメニューが画面全体を覆い、ライブタイル(四角いタイル状のアイコン)が画面を埋め尽くした。これは現在のスマートフォンに近い表示だが、マウスを使用するデスクトップPCユーザーにとっては操作性が悪く、元に戻してほしいとの声が多くみられた。
これらユーザーの声を受け、翌年にリリースされたWindows 8.1ではスタートボタンが復活。しかしながら、設定しなければスタートメニューに戻すことができず、Microsoftの苦渋の決断を感じさせるものであった。
この失敗から3年後、同社はWindows 10(2015年)でスタートメニューを完全に復活させた。左側にクラシックスタイルのメニュー、右側にライブタイルを表示する2ペインデザインを採用。検索ボックスをスタートメニューからタスクバーに移動する変更もこのとき導入した。
そして2021年、現行のWindows 11がリリースされた。スタートメニューは画面中央に移動し、ピン留めされたアプリはアイコン表示に変更。このシンプルなアイコン表示は従来のライブタイルよりも視認性が向上しており、操作性の向上につながっている。しかしながら、画面中央に表示する変更は賛否両論あり、一部のユーザーから反発があるという。
現在もスタートメニューの改善は続く
Microsoftは現在もスタートメニューを精力的に改善している(関連記事:Windows 11の新しいスタートメニューの注目ポイント、展開は数年かかるか | TECH+(テックプラス))。最近では「すべて」セクションの追加や、動的なサイズ変更が導入された。
同社はユーザーからのフィードバックを常に分析しており、強い反発を受けては前向きな姿勢で機能を復帰させている。この方針は今後も継続するとみられており、ユーザーにはコミュニティーへの積極的な参加を通じて、Windowsの改善に協力することが望まれている。
