デル・テクノロジーズ(以下、デル)は、2025年7月下旬に発売したモバイルフォームファクターのワークステーション「Dell Pro Max 16 Plus」に、Qualcomm AI 100 PC推論カード搭載モデルを追加した。まずはLinuxモデルを11月20日に発売し、2026年初頭にWindowsモデルを提供する予定だ。
高度なAI処理を手元で行える16型ワークステーション
Dell Pro Max 16 Plusは高い生産性をノートPCサイズに詰め込んだ16型ワークステーション。既存モデルでもNVIDIA RTX PRO 3000 Blackwell Generationグラフィックスや64GBメモリなどを選択できる高性能ワークステーションだが、今回新たにQualcommのディスクリートNPU「Qualcomm AI 100推論カード」搭載モデルが追加された。
同モデルはエンタープライズグレードのディスクリートNPUを搭載した初のモバイルワークステーションとして提供され、LinuxおよびWindowsに対応する。サイズはW360×D258.60×H17.34~30.90mm、重さは約2.55kg(いずれも米国以外の場合)。
高い推論性能を備えたQualcomm AI 100 PC推論カード
Qualcommが提供するQualcomm AI 100 PC推論カードを搭載したDell Pro Max 16 Plusでは大規模モデルの推論を最大1090億パラメーター、クラウドに頼らないセキュアかつローカル環境で実行できるという。
デルではAI需要の増大を見込み、同機が「医療現場におけるリアルタイムの医用画像解析」や「金融や政府機関における高機密のワークロードに対する分析」「AIモデルの開発、検証、展開」などに活用できるとしている。

