最大3.2PBの記録容量を提供するストレージが登場
Seagate Technologyは11月12日(米国時間)、次世代のエンタープライズストレージとして最大3.2PBの記録容量を提供する「Seagate Exos 4U100/4U74 JBODシステム」を発表した。
供給は2026年第1四半期より開始予定
JBOD(Just a Bunch Of Disks)は複数のHDDやSSDを1つの大容量ストレージとして扱う技術。2システムともに24Gbps SAS(SAS-4)に対応し、同社によれば、同社のMozaicプラットフォームを活用することで、運用の効率化として冷却効率が従来比70%向上、エネルギー効率の向上に伴う消費電力の30%削減、そして拡張可能なストレージ機能を実現するよう設計されたとしている。
これらの取り組みにより、例えば、ペタバイト規模のAIおよび機械学習ワークフロー向けに設計されたExos 4U100は、最新世代となるMozaic HAMR技術を活用することで、高密度、高エネルギー効率、迅速なデータスループットを実現しつつ、ペタバイト規模のAIおよび機械学習ワークフロー向けに設計されたとのことで、頻繁なモデルチェックポイント、長期保存、継続的なデータ取り込みをサポートし、リアルタイムのエッジ分析を支えるストレージ拡張を可能にするとしている。
なお、こうした価値の提供により同社では、Exos 4U100は単なる製品ではなく、企業がより多くのデータを長期間保持できるよう支援するというSeagateとしてのコミットメントの証だと説明している。
また、Exos 4U100および4U74 JBODは、2026年第1四半期より同社の認定チャネルパートナーより世界中で提供が開始される予定だという。
