Welbyは11月10日、PHR(Personal Health Record)ソリューションの企画・開発・推進を行うWelbyヘルスケアソリューションズが、NTTドコモの100%子会社であるミナカラと、PHRを活用したオンライン診療支援および服薬支援領域における業務提携を締結したことを発表した。
両社はこの提携を通じて、健保組合などの保険者向けの重症化予防施策の強化プログラムとして、オンライン上での医療アクセスからオンライン服薬指導、調剤薬の宅配での受け取りまでを一貫してサポートする仕組みを共同で構築する。
業務提携の背景
働く世代を中心に「時間や場所を問わず医療にアクセスしたい」というニーズが高まる一方で、健診後の再検査や生活習慣病の重症化予防には課題も多い。Welbyは保険者向けにPHRを活用した受診勧奨や行動変容支援を手掛けており、ミナカラはオンライン上での診療、調剤・服薬指導、調剤薬の配送といったサービスを一気通貫に提供するサービスを展開している。
今回の両社の連携により、PHRで健診結果を確認し、そのデータをもとにオンラインで医療相談や診療支援を受け、職場や自宅で調剤薬を受け取るという新たな医療アクセスの実現が期待できるという。
Welbyはこれまでにも、NTTドコモと連携して高血圧など生活習慣病領域におけるPHR活用の実証や受診勧奨プログラムを共同で推進してきた。今回の提携はこうした既存の協業をさらに発展させ、生活習慣病予防からオンライン医療アクセスまでを包括的に支援する新たな取り組みに位置付けられるとのことだ。
提携の概要
この提携では、ミナカラのオンライン診療支援・服薬指導プラットフォームを、Welbyヘルスケアソリューションズが展開する保険者・企業向けの受診勧奨・重症化予防サービスと連携する。
具体的には、健診データに基づくオンライン健康相談の案内と受診促進、医師や薬剤師とのビデオ通話による医療アクセス支援、調剤薬の配送または近隣薬局での受け取りが可能となる。また、保険者や企業への導入時の初期費用とランニング費用は原則不要。
従来の対面診療と比較して、時間や場所の制約を受けない医療アクセスが期待できる。
両社は今後について、2025年度内に複数の健康保険組合での導入を目指し、オフィス勤務者やリモートワーカーなど働く世代の健康維持および増進を支援する。さらに、オンラインでの健康相談や診療支援後のフォローアップをPHR上で一元管理し、生活習慣病をはじめとする慢性疾患の重症化予防にも貢献していく予定だとしている。