Microsoftは最近、Windows 11のエクスプローラーに対するAI機能の統合や使い勝手の向上に大きな力を注いでいる。Windows Centralが「Top File Explorer improvements in Windows 11 25H2 and 24H2」において、Windows 11 バージョン24H2および25H2の最新アップデートによってエクスプローラーがどう変わるのかを特集している。
一体何が新しくなるのだろうか。
Windows 11 25H2の主な新機能
まず前提として、Windows 11 25H2のエクスプローラーは独自の新機能や機能拡張を含んでおらず、バージョン24H2のものをそのまま引き継ぐ見込みである。しかし、24H2ではすでに多くの機能拡張が有効になっていることに加えて、Insider Previewではさらに複数の改善をテスト中である。
Windows Centralは、公式に発表されていた主な新機能や機能改善として以下を取り上げている。
- コンテキストメニューの上部に、よく使われる機能(「切り取り」、「コピー」、「名前の変更」、「共有」、「削除」)のアイコンを独立した区切り線で表示するようになった
- サブメニューの「開く」のアイコンが変更になり、色付きの背景も削除されて見やすくなった
- ナビゲーションウィンドウを右クリックしたときのコンテキストメニューから「新しいフォルダー」を作成できるようになった
- 「ホーム」ページにMicrosoft 365アプリのファイルを表示するためのビューが追加された
- 「共有」セクションにお気に入りのアプリを「ピン留め」できるようになった
- 画像を共有する際に圧縮率を選択できるようになった
- 画像の共有前に切り取りや回転などの編集が可能になった
- アドレスバーに表示されるバックアップのポップアップリマインダーについて、スヌーズや完全オフの設定ができるようになった
- コンテキストメニューから「AIアクション」が呼び出せるようになった
- アーカイブファイルの展開速度が向上した
- 大容量のメディアコレクションを含むフォルダーを読み込む際のパフォーマンスが向上した
注目すべきは「AIアクション」
注目すべきはやはり「AIアクション」だろう。これは、画像ファイルのAIによる編集や、文書ファイルからのAI要約の作成などを、右クリックのコンテキストメニューから呼び出すことができるというもの。独自のAI機能を実装したものではなく、あくまでも関連アプリのAI支援機能へのショートカットになっている。
本稿執筆時点では、画像ファイルに対する「Bingで画像を検索」「フォトで背景をぼかす」「フォトでオブジェクトを消去」「ペイントで背景を削除」の4つのアクションと、Microsoft 365アプリに対する「Copilotで要約する」アクション(Copilot+ PCのみ)が利用できる。今後、対応するファイルタイプとアクションは増えていく予定である。
Windowsユーザーの中には、アプリを直接立ち上げるのではなく、エクスプローラーのファイルから日々の作業を開始する人も少なくないだろう。エクスプローラーの改善は、ユーザーの生産性と満足度の向上に直結するため、Windowsのシェアを維持したいMicrosoftにとっての重要課題になっている。


