Vox Mediaは9月30日(現地時間)、「Microsoft is bringing its Windows engineering teams back together again|The Verge」において、Windowsの開発メンバーが再集結したと伝えた。
Microsoftは新しい組織再編の一環として、Windowsおよびデバイス部門プレジデントを務めるPavan Davuluri氏のもとに主要なWindowsエンジニアリングチームを集約したという。
エージェントOSとしてのWindowsの進化
Vox Mediaによると、Microsoftは2018年にWindows開発チームを2つに分割し、中核メンバーをAzure部門に異動。Windowsクライアントを新設のエクスペリエンス&デバイスチームに移管したという。
その後も一部の異動があったようだが、今回の組織再編によりWindowsエンジニアリング作業の大部分がAzureとの共有状態から単一部門リーダーの指揮下に集約された。この件について、Pavan Davuluri氏は「エージェントOSとしてのWindowsというビジョンの実現がさらに進む」と述べ、WindowsとAIの統合を加速させる方針を示したという。
MicrosoftはWindows 11向けに「Windows AI Labs」と呼ばれる招待制プログラムを立ち上げている(Windows 11向けWindows AI Labs提供、Microsoft - 概要と狙いとは | TECH+(テックプラス))。これは標準アプリへのAI機能統合を加速させる取り組みの一環とみられているが、今回の方針発表はこの取り組みをさらに加速させる可能性がある。
WindowsとAIの統合を加速
また、この組織再編はWindowsそのものへのAI統合を推進する意図があるものとみられる。Pavan Davuluri氏は8月に公開した動画の中で、自然言語でコンピューターを操作する未来を語っている(関連記事:次世代WindowsはAIとの会話で操作する可能性 | TECH+(テックプラス))。
同氏はキーボードおよびマウスのないオペレーティングシステムを実現し、Windows全体をエージェントOSへと進化させる青写真を描いているものと考えられる。まだその姿は見えてこないが、早期実現に向けた開発体制が整えられている。
