NTTドコモビジネス(旧 NTTコミュニケーションズ)は9月26日、セキュリティ機能を標準搭載したIoT向けネットワークサービス「docomo business SIGN」を12月に提供開始することを発表した。
同サービスは脅威インテリジェンスを活用した脅威検知・遮断機能(特許取得済み)を提供し、IoTデバイスと悪性サーバとの通信をリアルタイムで検知し、遮断を可能とする。ユーザーが管理画面上で悪性通信の内容を確認してから、SIM単位で通信を遮断可能だ。
提供開始の背景
近年は社会インフラや製造現場などでIoTの導入が進む一方、2024年にはサイバー攻撃関連通信数が2015年比で約10.9倍に増加しており、そのうち約3割がIoTデバイスを標的とするなどサイバー攻撃の脅威も急速に高まっている。
IoTデバイスは処理性能に制約があることからセキュリティが脆弱になりやすい一方、IoT化されたネットワークカメラや太陽光発電設備、産業ロボットなどは悪用されると企業や社会インフラに深刻な影響を与える危険性もある。
こうした中、IoTシステムの導入・運用においても、ネットワークの安定性、拡張性、セキュリティが不可欠となっており、ネットワーク環境やセキュリティを一体的かつ柔軟に提供する「NaaS(Network as a Service)」への注目が高まっている。
同サービスはセキュリティ機能を標準搭載し、IoTシステム導入に必要な主要機能を一体として提供することで、複雑な設計や設定作業を軽減するとともに、構築コストを削減してIoTシステムの安定した運用を支援する。
特許取得のセキュリティ機能を標準搭載
サービス網内で通信を監視の上で、脅威検知システムに転送し、IPアドレス脅威リストと照合して悪性サーバと通信していないかを検査して脅威度を判定する。管理画面で悪性通信の内容を確認してから、必要に応じてSIM単位で通信を遮断可能だ。
IoTシステム構築を支援する機能をラインアップ
同サービスでは、インターネット接続・閉域接続・MEC(Multi-access Edge Computing)接続が可能なIoT向けモバイル回線(SIM)、センサーデータやモビリティデータの可視化・分析、映像処理など、複数の機能ラインアップの中から適切な機能を選択して利用できる。
これにより、目的に合ったIoTシステムを構築し、さまざまなデータの円滑な利活用が実現できるという。
構築の効率化を支援するテンプレート機能
IoTシステム構築時に必要なモバイル回線やIoTデータの分析、および利活用を行うための各種機能を、あらかじめ組み合わせたテンプレートを提供する。クラウドへの閉域接続などを行う際に、従来は必要であったネットワーク設計や細かな設定を、テンプレートの活用によって簡略化できるという。これにより、簡単かつリーズナブルにIoTシステムを構築し運用を開始できる。








