W3C(World Wide Web Consortium)のWebAssembly Working Groupは現地時間9月17日、Webブラウザ上での高速バイナリ実行環境WebAssemblyの最新版となるWASM3.0のリリースをアナウンスした。
v3.0では64ビットアドレス空間を使える命令セットmemory64を用いることで、従来の4GBの制限を超えたWasmアプリケーションを構築できるようになる他、独立した仮想メモリ領域を定義し、区分するMultiple memories機能やガベージコレクション機能など、大規模なアプリケーションを構築できる仕組みを備える。公式サイトでは現時点でのブラウザ等の対応状況を機能ごとに示しているが、memory64機能はChrome 133、Firefox 134、Node.js 24.0、Deno 2.2以降などに対応している。
JavaScriptエンジンの仕様などによりWebブラウザでは16ギガバイトに制限されるが64ビットアドレス空間は264で理論上、16EB(17,179,869,184 GB)のメモリ空間が扱えるため、ブラウザ以外の環境ではさらに大規模なアプリケーションやデータセットなどをサポートすることになる。WASM3.0の公式スペックシートはこちらに公開されている。
