KDDIは9月19日から順次、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」において、アプリ開発者および端末メーカー向けのサポートサイトを開設する。アプリ開発者向けには自社アプリで衛星データ通信を可能にするための情報を、端末メーカー向けには自社端末が衛星につながるための開発情報をそれぞれ掲載する。
空が見えれば圏外エリアでも通信できる「au Starlink Direct」は29のアプリと73機種に対応し、接続者数は200万人を超えたという。多くのユーザーが圏外エリアでも通信を必要とする中、サポートサイトを通じてアプリ開発者や端末メーカーに向けて、対応アプリと対応端末の拡大を推進する。
au Starlink Direct
「au Starlink Direct」は、auスマートフォンがStarlink衛星と直接つながり、空が見える場所であれば圏外エリアでも通信できるサービス。メッセージ送受信、位置情報共有、緊急地震速報受信、AI相談に加え、対応するアプリでのデータ通信が利用可能。
auの人口カバー率は99.9%を超えたが、日本特有の地形により面積カバー率は約60%にとどまる。空が見える場所なら圏外エリアでも通信できる「au Starlink Direct」は、残りの約40%も含めた日本全土での通信を可能にしている。
通信環境の整備が困難な山間部や島しょ部でも、家族や友人との連絡手段や緊急時の活用が期待されている。なお、auを利用中のユーザーに加え、他社回線を契約中のユーザーも利用可能。
アプリ開発者向けサポートサイト
アプリ開発者向けサポートサイトでは、AndroidおよびiOSそれぞれの環境における開発に役立つ情報を掲載する。誰でも閲覧可能で、GoogleとAppleが公開している開発情報に加え、衛星データ通信の提供者としての知見を生かして衛星接続中もアプリを快適に利用できるUX(User Experience:ユーザー体験)最適化の推奨項目も紹介する。また、圏外エリアでの動作確認ができる検証環境も提供する。
端末メーカー向けサポートサイト
端末メーカー向けサポートサイトでは、スマートフォンの衛星接続対応に向けた開発要件を9月30日から掲載する。端末メーカーは会員登録の上で閲覧可能。また、端末メーカーによる衛星通信機能の実装後には、接続性を検証・試験できる環境を提供する。既に対応している Google Pixel やiPhoneに加え、メーカー直販のSamsung Galaxyなど、オープン端末が順次対応予定。