Microsoftは9月9日(米国時間)、「Unexpected UAC prompts when running MSI repair operations after installing the August 2025 Windows security update - Microsoft Support」において、8月の月例更新プログラムをインストールすると、Windowsにおいて管理者以外のユーザーによるアプリの実行で問題が発生する可能性があると報じた。

8月の更新プログラムには脆弱性「CVE-2025-50173」の対策として、Windowsインストーラー(MSI)の修正が含まれている。この修正によりアプリの修復時にユーザーアカウント制御(UAC: User Account Control)を求めるようになったが、この影響を受けた一部のアプリが正常に動作しなくなったという。

  • Unexpected UAC prompts when running MSI repair operations after installing the August 2025 Windows security update - Microsoft Support

    Unexpected UAC prompts when running MSI repair operations after installing the August 2025 Windows security update - Microsoft Support

アプリのアップデートで失敗する可能性など

Microsoftの発表によると通常のアプリ起動には基本的に影響せず、主に製品アップデートに含まれる自動処理中に不具合が発生するとのこと。具体的にはユーザーインタフェースを持たないサイレントモードのMSI修復を開始すると、UACプロンプトを表示できずに失敗するようになるという。一例としてOffice Professional Plus 2010のケースを挙げ、管理者以外のユーザーとしてインストールを開始すると、構成プロセス中にエラー1730が発生するとしている。

他のケースとしては、MSIが特定のカスタムアクションを実行した場合に予期しないユーザーアカウント制御が表示される可能性が指摘されている。このケースではユーザー操作を介して影響を回避できるとみられるが、これまでには存在しなかったアクションが追加され、マニュアルの手順で作業を完了できないなどの影響が懸念される。

9月の月例更新プログラムで対策済み

Microsoftはこの問題に対処するため、9月の月例更新プログラムでWindowsインストーラー(MSI)を修正したと発表した。MSI修復時におけるユーザーアカウント制御の必要範囲を縮小したことに加え、管理者が指定する特定アプリのUACプロンプトを無効にできるようにしたという。

8月の月例更新プログラムのインストール後に、アプリのインストールやアップデートでエラーが発生していた場合はこの不具合の影響を受けている可能性がある。その場合は9月の月例更新プログラムをインストールして、影響を回避できるか確認することが望まれる。