Neowinは8月17日(米国時間)、「Report: Microsoft's latest Windows 11 24H2 update breaks SSDs/HDDs, may corrupt your data - Neowin」において、Windows 11およびWindows 10の8月のセキュリティ更新プログラムをインストールすると、SSDまたはHDDを破損する危険性があると報じた。

不具合を引き起こす可能性のある更新プログラムはKB5063709、KB5063877、KB5063871、KB5063889、KB5063878、KB5063875のいずれかとされる。しかしながら、影響は特定のハードウェア製品に限定される可能性が指摘されており、更新プログラムに原因が存在するかは特定されていない。

ドライブを一時的にロストまたはデータ破損の恐れ

この不具合はXユーザーの@Necoru_cat氏の投稿が初報とされる。同氏は更新プログラム「KB5063878」をインストールしたシステムにおいて、次の条件を満たした場合にドライブをロストし、同時にファイルを破損させる可能性があるとしている。

  • 使用率60%以上のSSD(またはHDD)に、連続して50GB以上の書き込みを行う

同氏の検証によると、Phison製コントローラーを搭載したSSDで不具合が発生しやすく、DRAM非搭載モデルはさらに影響を受けやすいとされる。また、複数のSSDで検証した結果も公表しており、次のデバイスで影響を確認したと報告している。 なお、同氏はこの検証結果について製品の責任追及には使用しないでほしいと呼びかけており、参考情報としての利用が望まれている。

  • WD Blue SN5000 (2TB, NVMe)
  • WD Red SA500 (2TB, SATA)
  • WD Blue SA570 (1TB, NVMe) (原文ママ、SN570と推測される)
  • WD Blue SA510 (2TB, SATA)
  • Corsaur MP510 (960GB, NVMe) (原文ママ、Corsairと推測される)
  • Corsaur MP600 (2TB, NVMe) (同上)
  • SK Platinum P41 (2TB, NVMe)
  • Crusial P3 Plus (1TB, NVMe) (原文ママ、Crucialと推測される)
  • ADATA LEGEND 800 (2TB, NVMe)
  • HP FX7000 (2TB, NVMe) (原文ママ、FX700と推測される)
  • XPG SX8200 Pro (2TB, NVMe)
  • Hanye HE70 (2TB, NVMe)

不具合の影響を受けてドライブをロストした場合、再起動することで復旧できる場合もあるが、ドライブにアクセスできなくなる場合もあるという。また、再起動で復旧に成功した場合でも、同じ書き込みを行うと再度不具合が発生するとし、一時的な不具合ではなく再現性が存在すると報告されている。

影響は日本国内限定の可能性

Neowinは日本以外での報告が確認されないと説明しており、この不具合は日本語版Windows 11およびWindows 10に限定される可能性がある。本稿執筆時点において、Microsoftおよび各デバイスメーカーからの公式発表はなく、更新プログラムに原因が存在するのかはわかっていない。

なお、これら更新プログラムには重大な脆弱性の修正など、複数の脆弱性の修正が含まれている。アンインストールすると脆弱性も復元されてしまうため、不具合が解決されるまでの間は大きなファイルを移動しないなどの運用による対策が推奨される。