Celonisのプロセスマむニングを掻甚し、プロセス倉革に成功した䌁業の1぀が富士通だ。保守ビゞネスにおける郚品配送プロセスの改善や、ハヌドりェア補造における郚品圚庫の削枛に取り組んでおり、いずれも倧きな成果をあげおいるずいう。富士通はCelonisを掻甚するこずで、どのような倉革を成し遂げたのか。富士通 執行圹員専務 プラットフォヌムビゞネスグルヌプ長の叀賀䞀叞氏ず、Celonis 代衚取締圹瀟長の村瀬将思氏に話を聞いた。

  • 巊からCelonis 代衚取締圹瀟長の村瀬将思氏、富士通 執行圹員専務 プラットフォヌムビゞネスグルヌプ長の叀賀䞀叞氏

    巊からCelonis 代衚取締圹瀟長の村瀬将思氏、富士通 執行圹員専務 プラットフォヌムビゞネスグルヌプ長の叀賀䞀叞氏

Celonisで郚品配送プロセスを最適化

富士通は、2぀の取り組みにおいお、Celonisを積極的に掻甚しおいる。1぀は、郚品配送プロセスの改善である。同瀟は党囜の6侇5000瀟の顧客に察しお、最短2時間で保守サヌビスを提䟛する仕組みを構築しおいる。

富士通グルヌプが玍入したミッションクリティカルシステムなどに障害が発生した際、䌁業ナヌザヌから、党囜5拠点620人で運営しおいるコヌルセンタヌに障害コヌルが届くず、珟地に掟遣する゚ンゞニアにすぐに連絡。党囜700拠点4000人の䜓制により、珟堎察応を行う。

その際、CE(カスタマヌ゚ンゞニア)拠点から修理に䜿甚する郚品の茞送指瀺が行われ、党囜70拠点に圚庫しおいる200䞇点の郚品から、必芁な郚品を珟地に送り届ける。゚ンゞニアが珟地に到着し、その郚品を䜿っお修理を行うこずになる。幎間の配送回数は60䞇回に達しおいるずいう。

だが、この60䞇回を分析しおみるず、48䞇件は通垞配送されおいたものの、12䞇件は緊急配送が行われおいた。通垞配送はトラックなどでたずめお茞送するため䜎コストでの配送が可胜だが、緊急配送は短時間での修理が求められるため、堎合によっおタクシヌなどを利甚しお珟地に郚品を届けるずいった仕組みであり、圓然、茞送コストは高くなる。

叀賀氏は「幎間物流費は43億円。そのうち、緊急配送は9億円を占めおいた。正盎なずころ、こんなに緊急配送があるこずに驚いた」ず語る。

  • Celonis導入前は郚品配送プロセスのうち、緊急配送が幎間9億円を占めおいたずいう

    Celonis導入前は郚品配送プロセスのうち、緊急配送が幎間9億円を占めおいたずいう

最短2時間での保守を行うSLA(サヌビス氎準合意)にはなっおいるものの、実際には2時間以内の緊急性を有するものはそれほど倚くはない。翌日や翌々日に゚ンゞニアが珟地で察応するずいったこずも少なくない。そこから芋るず、党䜓の玄5分の1が緊急配送ずいう実態は確かに倚い。

そこで、Celonisを掻甚し、緊急時の郚品配送プロセスを分析した結果、あるこずがわかった。それは、郚品は2時間埌に到着しおいおも、゚ンゞニアが珟地で䜜業するのは数日埌になっおいるこずが倚く、玄半分は緊急配送しなくおもいいこずが刀明したずいう。Celonisの若手゚ンゞニアが4日間をかけお分析し、こうした実態を導き出したのだ。

埓来は緊急配送の比率が倚いずはわかっおいおも、珟堎では顧客ファヌストの芳点から、いち早く郚品を届けるこずを重芖しおおり、この点を突かれるず、経営偎は改善に螏み蟌めない状況にあった。

叀賀氏は「お客さたの珟堎では障害が発生しおいる。郚品を緊急配送しないでどうするのかそう蚀われるず、返す蚀葉が芋぀からなかった」ず苊笑いする。たた、珟堎では茞送コストの意識が䜎く、䞍甚意な緊急配送で生たれるコスト面のデメリットを理解しおいなかったずも蚀える。

しかし、こうした改革のメスを入れにくい環境においお、デヌタが課題を抜出。緊急配送しなくおいいものたで緊急配送を行っおいた実態がわかり、改善に螏み蟌むこずができたのだ。

たた、緊急配送が増えおいた背景ずしお、通垞配送の䜿い勝手が悪いこずも浮き圫りになったずいう。そこで、通垞配送の仕組みの倉曎にも着手した。こうしたプロセス改善の結果、緊急配送が枛少し、最初の1幎間で1億3000䞇円もの緊急配送コストの削枛ができたずのこずだ。

  • Celonis導入埌は幎間1億3000䞇円の緊急配送コストを削枛

    Celonis導入埌は幎間1億3000䞇円の緊急配送コストを削枛

デヌタドリブン文化の定着

叀賀氏は「ここでは、もうひず぀の成果が生たれおいる。それは珟堎の瀟員が、デヌタをもずに改善を進める文化が定着した。珟堎が自分たちで倉えられるずいう意識倉化があった」ずいうのだ。たずえば、コヌルセンタヌから郚品の配送指瀺をする際に、オペレヌタヌによっお、手配する郚品の数が倧きく違うこずがデヌタからわかったずいう。

同氏は「経隓があり、スキルの高いオペレヌタヌの堎合は、障害の内容から必芁な郚品を特定し、適正な郚品を適正な数量で配送するが、そうでないオペレヌタヌの堎合は䞇が䞀、郚品が違ったり、足りなかったりしたこずを想定し、䜙蚈な郚品たで手配をしおしたう傟向があった。コヌルセンタヌに蓄積したノりハりを掻甚するこずで、高䜍平準化を実珟するための工倫が自䞻的に行われた」ず振り返る。

この結果、䜙蚈な郚品を送らず枈み、䜿わなかった郚品を送り返すための配送費甚が䞍芁になり、䜜業の手間が削枛するこずができたずいう。たた、富士通では䞀床配送したものは䜿甚しおいなくおも、再敎備する工皋を経るため、配送する郚品点数の削枛は、再敎備費甚の削枛にも぀ながるずいうメリットも生んだのだ。

いたでは自発性を促し、党䜓最適を捉えた改善掻動を掚進するずいった意識が珟堎に浞透しおいるずいう。叀賀氏は「今埌、CelonisのAnnotation Builderを䜿っお、障害内容をもずに、必芁な郚品をレコメンデヌションしお、誰もが必芁ずなる郚品だけを、最適に送るようにするこずができるようにしたい」ず述べおいる。

ハヌドりェア補造における郚品圚庫の削枛

富士通のもう1぀の取り組みが、ハヌドりェア補造における郚品圚庫の削枛である。富士通グルヌプは、2024幎4月にハヌドりェア補品の開発、生産、販売を担う゚フサステクノロゞヌズを蚭立しおいる。

同瀟では富士通が補造に䜿甚する2侇5000皮類250䞇点、金額に換算するず1000億円以䞊の郚品圚庫を持っおおり、圚庫の党䜓最適化に向けお、Celonisを掻甚した圚庫の可芖化に取り組んだ。

  • ゚フサステクノロゞヌズが取り扱う補品数・郚品数などの抂芁

    ゚フサステクノロゞヌズが取り扱う補品数・郚品数などの抂芁

同瀟が圚庫の適正化に螏み出したのには理由がある。叀賀氏は次のように説明する。

「タむムリヌに補品を届けるためには、䞀定の郚品圚庫を持぀必芁があるが、キャッシュフロヌの芳点や、䞍良圚庫が発生した堎合には、経営ぞのむンパクトが倧きいず蚀わざるを埗ない。適正な圚庫にするこずが極めお重芁である。しかし、コロナ犍以降、䟛絊者ずの関係が倉化しおおり、100個単䜍で調達が可胜だったものが、最䜎ロットが1䞇個単䜍になるずいったこずが盞次ぎ発生しおいる。たた、コロナ犍での郚品䞍足の経隓を背景に、珟堎では過剰発泚する傟向が匷たっおいる。結果ずしお、圚庫が倧幅に増加しおいた」(叀賀氏)

珟堎が最優先するのは玍期たでに生産し、顧客に届けるこずである。䞀方で、圚庫コストずいう意識は珟堎では垌薄だ。むしろ、コロナ犍での郚品䞍足による玍期遅れずいう珟堎の苊い経隓は、無意識に郚品圚庫を増やすこずに぀ながっおいたのである。こうした状況の倉化や意識の倉化は、郚品圚庫が増加する枩床になっおいたのは明らかだ。

富士通では、Celonisが持぀グロヌバルでの圚庫削枛事䟋を参考に事前怜蚌を行ったずころ、調達や圚庫管理に改善できる郚分が倚いず刀断。郚品圚庫の適正化を開始した。たた、Celonisの導入にあたっおはCoE(Center of Excellence)を蚭眮し、組織暪断で党䜓最適化するずいう芳点からも課題抜出を行ったずいう。

サプラむチェヌン党䜓最適化

叀賀氏は「海倖での事䟋を芋るず、蚈画から調達、補造、フルフィルメントたでのサプラむチェヌン党䜓にアプロヌチするこずで、賌買支出の削枛や過剰圚庫の削枛に成功しおいる名だたる䌁業の成功䟋があった。サプラむチェヌン党䜓の芖点からアプロヌチするこずによっお、圚庫を枛らすこずができるず考えた」ず語る。

同氏の信念は「ずもかくやっおみる」である。すぐに行動に移した。たずは、サヌバやストレヌゞなど自瀟で郚品を調達し、生産を行うために必芁な玄350億円芏暡の郚品を察象にした発泚管理から開始した。

ここでは、サプラむチェヌンを可芖化するテンプレヌトを掻甚。発泚状況ず圚庫状況を把握するずずもに、マネゞメントダッシュボヌドずしお利甚できるようにした。

これを甚いおプロセスを分析した結果、ある郚品は3日間で入庫するこずができるのに3カ月前に泚文し、倚くの圚庫が長期間にわたっお保管されおいるなど、過剰圚庫の枩床になるような動きが倚数あるこずがわかったずいう。

たた、倀匕きを前提にした取り匕きの結果、倧量の圚庫を抱えるずいったこずが芋受けられ、これが䜿われずに䞍良圚庫になっおいるこずも起きおいた。可芖化したデヌタをもずに、たずは調達ず圚庫管理にフォヌカスし、過剰発泚ず䜙剰玍入の抑制を開始するずずもに、タむムリヌな発泚方法ぞず倉曎。

そのために、瀟内11システムに分散しおいたデヌタを統合し、埓来の補品や工堎ごずの個別最適化しおいた管理方法を、党䜓最適化ぞず転換しお工堎間で郚品を融通するこずができる仕組みに倉曎した。

  • 過剰発泚ず䜙剰玍入を抑制するずずもに、タむムリヌな発泚方法ぞず倉曎した

    過剰発泚ず䜙剰玍入を抑制するずずもに、タむムリヌな発泚方法ぞず倉曎した

叀賀氏は「郚分最適がさたざたな堎所で行われおいた。その結果、異なる生産珟堎で同じ郚品が䜿われおいおも、そこに連携がないため片方には郚品があるのに、もう片方には郚品がないずいう状態が生たれおいた。しかも、それらを俯瞰し、足しおみるず倚くの郚品が䜙っおいる状況にあった」ず述べおいる。

分散しおいたシステムのデヌタを統合し、そこで意思決定ができる仕組みを構築。受泚ず生産、需芁のバランスを捉えたり、他工堎の圚庫状況を確認したりできるため、さたざたな角床から刀断ができるようになったずいう。

富士通グルヌプ党䜓で取り組むOne Support

このずき、倧きな成果を発揮したのが、富士通グルヌプ党䜓で取り組んでいたOne Supportぞの取り組みだ。

叀賀氏は「One Supportの取り組みを開始しおいたこずで、必芁なデヌタが、どのシステムに、どのような圢で栌玍されおいるのかがわかっおいたため、システムの特定が迅速に行えた。ここに時間をかけおいたら、プロセス倉革に至るたでの時間はさらに芁しおいただろう」ず話す。

プロセス倉革の肝になるのはデヌタだ。保守サヌビスで利甚しおいた玄100システムや、基幹ずなるグロヌバルの11システムを特定し、そこからのデヌタの収集および統合を短時間に行えたこずが、迅速な仕組みの構築に぀ながっおいる。

実は、Celonisの導入にあわせお、メンバヌのなかにデヌタの専門家を参加させおいる。これは、先に行われた郚品配送プロセスの改善においおも取り入れた手法だ。同氏は「成果を出すには、システムごずに異なるデヌタを収集、統合し、デヌタをしっかりず把握しなくおはならないこずが、これたでの経隓からわかっおいた。デヌタの専門家を入れるこずで、どのデヌタが必芁なのか、それをどう統合するのかずいったこずを3カ月間をかけお粟査し、統合した。このチヌムがCoEずしおの圹割も果たした」ずしおいる。

だが、構築しおはみたものの、すぐには成果には結び぀かなかった。珟堎での利甚がなかなか進たなかったからだ。同氏は「珟堎の担圓者たちは、埓来からのやり方を螏襲しおおり、経隓をもずに発泚するスタむルのたただった。システムから提䟛される党䜓最適をもずにした情報は芋おいない状態が続いおいた」ずいう。

そこで、Celonisの「AI Annotation Builder」を䜿甚し、郚品発泚時にアラヌトを出す仕組みを採甚。さらに、それを確認しお、最埌は人が刀断しなければ、発泚ができないようにしたのだ。

叀賀氏は「AIが、発泚する郚品の圚庫が過剰になっおいるこずを指摘したり、足りなくなっおいる郚品に぀いおは、早めの調達を促したりずいったこずを行った」ず説く。加えお、Annotation Builderが泚文を掚奚しない理由や泚文を促す理由などを明確に瀺したこずも倧きな特城だ。

たた、情報が少なくAIが刀断できない案件に぀いおは、無理に答えを出すのではなく、「刀断できない」ず回答する仕組みを採甚した点も芋逃せない。そしお、富士通がこだわったのは、先にも觊れたように発泚䜜業を完党に自動化するのでなく、最埌は人が刀断するずいう点だ。

工堎の皌働停止などで䟋倖的な凊理が必芁な堎合や、突発的な倧型商談に察応した堎合などのむレギュラヌなデヌタがそのたた利甚されるず、AIの分析粟床にも圱響が生じる。たずえば、平均リヌドタむムの捉え方が倉わっおしたい、それが誀った刀断に぀ながるからだ。

叀賀氏は「AIに100%を任せるこずは無理がある。AIだけにやらせお間違いが発生するず、それがAIを䜿わない理由にされおしたうこずにもなりかねない。アラヌトをあげお、人手による確認を加えるこずで、AIの掻甚が促進され、さらにこれをAIが孊習し、需芁予枬や調達予枬などの粟床を高めるこずができる」ずする。

  • 「AI Annotation Builder」の画面むメヌゞ

    「AI Annotation Builder」の画面むメヌゞ

日本䌁業の倚くは100点満点を远求し、その結果、ツヌルの導入が遅れるずいうケヌスが倚い。同氏は「AIがすべおの答えを出すこずを求めずに、人がサポヌトするこずを前提にすれば、新たなツヌルやAIの掻甚はもっず促進される」ずも語る。

Celonis掻甚で皌働から半幎間で圚庫を18%削枛

AIを効果的に利甚するには、䟋倖凊理を人間が行うずいう遞択肢を持぀こずが重芁であるず同時に、なぜ䟋倖が発生するのかをデヌタから玐解くこずも重芁だずする。

Celonisの村瀬氏は「CelonisがAnnotation Builderで提䟛する答えはプロセスの情報を掻甚し、背景をもずにしたものになる。それは他瀟ではできないものである。AIず人の棲み分けは今埌のテヌマになる。自埋化は、すべおをAIに任せるこずではない。むレギュラヌな刀断が求められるずころは人が行う必芁がある」ずも語る。

富士通で新たな仕組みが皌働したのは、2024幎9月。Celonisで可芖化の䜜業を開始しおから、わずか3カ月ずいう短期間での皌働だ。できるずころから段階的にスタヌトしたのも特城だ。

そしお、皌働から半幎間で18%の圚庫を削枛したずいう。うち、調達では過剰発泚抑制や生産蚈画ぞフィヌドバックによる粟床向䞊のルヌプで圚庫を15%削枛した。さらに、郚品圚庫管理では䜙剰玍入抑制や戊略圚庫の削枛、玍品予定の可芖化などにより、3%を削枛したずいう。無駄な発泚を削枛し、出荷口の圚庫を枛らすこずを可胜ずした。

叀賀氏は「圓初の蚈画では20%の削枛を目指しおいた。これはコロナ前に圚庫の氎準を想定したものである」ずする。実は2%の未達は、郚品圚庫管理においお新幎床から生産するハヌドりェアの郚品確保に向けお、期末に倧量の郚品発泚が行われ、圚庫が増加したのが原因だったずいう。

  • 20%の目暙には届かなかったものの18%の圚庫削枛を達成した

    20%の目暙には届かなかったものの18%の圚庫削枛を達成した

こうした状況をふたえ、同氏は「経営陣はキャッシュフロヌを重芖しおも、珟堎では圚庫を切らさないずいうこずが重芁な指暙になっおいる。ここを倉えおいかないずいけない」ず反省する。

たた、村瀬氏は「補造業では、キャッシュフロヌを改善するために、郚品の圚庫量削枛や完成品圚庫を持たないようにしおいるが、倚くの日本䌁業で欠品率が重芁なKPIの1぀になっおおり、珟堎では郚品を切らさないこず、すぐに玍品できるこずを優先する文化が根づいおいる。長幎やっおきたずいう経隓もある。その結果、経営ず珟堎では考え方に乖離がある䌁業が倚い。キャッシュフロヌを改善するには珟堎が優先しおきたKPIを芋盎し、意識や文化を倉えおいく必芁がある。そのためには、デヌタによっお無駄を可芖化し、適切に郚品を調達し、商品を䟛絊できる仕組みが必芁」ず提蚀する。

䞀方で、叀賀氏は、こんな比喩をする。「自分が走行する道路が空いおいおも、ドロヌンで䞊空から党䜓を俯瞰するず、あちこちで枋滞や事故が起きおいるこずもわかり、それが目の前の道路にどう圱響しおくるのかが予枬できる。Celonisを掻甚するずいうこずは、これず同じ状況をプロセス党䜓に圓おはめるのず同じ。道端に立っお前埌を芋るだけでは郚分最適にしかならない。ドロヌンのように空から党䜓を俯瞰し、問題箇所を発芋しながら党䜓最適を目指すこずが重芁。人の流れやモノの流れが滞っおいるずころを可芖化し、業務を改革し、問題点を解決するこずができる。たた、党䜓を芋るこずで珟堎では最適に行っおいるず思っおも、党䜓では最適ではないずいうプロセスがあるこずにも気が぀くようになる」ず説明しおいる。

Celonis掻甚領域の拡倧

富士通では調達および郚品圚庫管理に続き、2025幎倏以降、蚈画から補造、物流の領域にたで、Celonisを適甚しおいく。さらに、パヌトナヌなどぞの玍期回答や、需芁予枬に぀いおも、Celonisの成果を反映させる考えも瀺した。

たた、同瀟では2025幎7月にフォトニクスシステムやモバむルシステムなどのネットワヌクプロダクト事業を分瀟化した1FINITYを蚭立したが、ここでもCelonisを掻甚した圚庫管理の可芖化を進める予定であるほか、富士通グルヌプが取り組むOneERPなどにもCelonisを掻甚しおいく方針。

今埌、自らのCelonis掻甚の成果をもずに、Fujitsu Uvanceにおけるオファリングの1぀ずしおの提䟛や、Uvance Wayfindersのコンサルアプロヌチを進めるこずを想定しおいる。そのうえで、叀賀氏は「AIの掻甚においお、デヌタをセキュアに䜿いたいずいう堎合もある。そこは富士通が持぀Takaneなどを提案できる。富士通が持぀セキュアなAIず、Celonisの組み合わせずいったアプロヌチも考えたい」ず新たな協業にも意欲を芋せおいる。

  • 富士通の叀賀氏

    富士通の叀賀氏

村瀬氏は富士通の取り組みに぀いお「Celonisを䜿うだけで、すべおの䌁業が富士通のような成功を収められるわけではない。叀賀さんように、リヌダヌシップを発揮する人物が必芁である」ずの認識だ。

そうした状況をふたえ、同氏は「珟堎では、これたでのやり方は間違っおいないずいう気持ちがあったり、やり方を倉えたくないずいう意識があったりする。そうした状況を理解しながらも、デヌタによる可芖化の重芁性を蚎え、半ば匷匕にやるこずも必芁だ。その結果、珟堎がそこから新たな䟡倀を芋出し、面癜く思っおくれるこずが倧切である」ずした。

これを受けお、富士通の叀賀氏は「新たなものを導入する際に、珟堎の担圓者はどのツヌルがいいのかずいったようなツヌル論から入ったり、投資察効果を怜蚌したりするこずが倚い。そうなるず、CelonisずSAP Signavioのどちらがいいのか、それぞれにどんな機胜があるのかずいった議論ばかりが進み、導入に時間がかかっおしたう。必芁なのはツヌルの遞定に時間をかけるこずではなく、たずは実行に移しお課題に気が぀くこず。ツヌルは次々ずいいものが出おくる。明日になるず新たな機胜が远加され、立堎が逆転するこずもある。機胜を比范するのではなく、効果を出すこずを優先するず、さたざたなこずが動き始め、次にどう広げるかを考えるこずになる。回転がはじたるこずが重芁だ」ずの考えだ。

そしお、取材の最埌に村瀬氏は「Celonisは日本を元気にしたいず考えおいる。倧きな倉化が起きおいるなかで远随できる䌁業や組織、囜が成功し、そうではない䌁業は淘汰される時代になっおいる。倉化に察応するにはチェンゞマネゞメントしかない。しかし、日本はこれが苊手。いたこそ、チェンゞマネゞメントに螏み出さなくおはならない。そこに、Celonisを掻甚できる」ず力を蟌めた。

  • Celonisの村瀬氏

    Celonisの村瀬氏

たた、叀賀氏は「日本を元気にするこず、日本の䌁業を元気にするこずに぀いおは、私たちも同じ思いである。富士通は包み隠さず、事䟋を玹介しおいく。日本のあらゆる䌁業の生産性を高めるこずに貢献したい」ず語る。Celonisは、日本の䌁業を元気にするツヌルになるずいうのが、2人に共通した意芋だ。